今日は久しぶりにおでかけしてきました。
シネマ歌舞伎 「桜姫東文章」上の巻
鶴屋南北原作で、
昨年 人間国宝 片岡仁左衛門さん、坂東玉三郎さん主演で上演され、
チケットは即売。
入手できずに泣いた人も多かったと思いますが、
シネマ歌舞伎として絶賛上映中。
期間も普段より長めなのですが、結構観客が多かったです。
36年ぶりの上演にあたって、
片岡仁左衛門さんはとても緊張したそうです。
「だいたい初日は緊張するものだけれど、
この作品は皆さんの期待の大きさが伝わって来て、
とくに緊張しました。
いざ始まってみると楽しかったです。
役者は慣れてはいけません。
36年ぶりということで、新鮮な気持ちで演じることができました。」
(だいたいです。)
一方玉三郎さんはそんなことはなかったようです。
「松嶋屋さんとは、もう50年以上一緒にやっていますから」
昔何かの番組で、
「孝夫兄ちゃん」と、甘えたように読んでいたのを覚えていますが
「松嶋屋」なんだ。。。と思いました。
今やお二人とも人間国宝ですものね。
シネマ歌舞伎ですから、映画なんですが、感動しました~
とにかく二人が美しい。
立ち姿が美しい。
所作が美しい。
30年前、30年後もこんなに美しい二人を想像できたでしょうか。
(実はそのころ玉三郎さんが歳を取ったらどうなるだろうかと
思っていました。)
仁左衛門さんが清玄と権助の二役
もちろん化粧も変わるのですが、
何が違うって、目の演技が。。。
権助の目の動きがもう悪くて、色っぽい。
これは映画だからよくわかることでしたが
こんな目でみられたら、イチコロですよ。
玉三郎さんが白菊丸と桜姫の二役
まあ白菊丸はすぐに亡くなってしまうのですが、
権助と再会したときの桜姫のしなのつくり方。
話題になる権助と桜姫の濡れ場。
なまめかしく美しい。
この二人の絵のような舞台は
おそらく海外に持って行っても受け入れらる
ユニバーサルなものだと感じます。
英語版もありました。
こちらの方が長い動画です。
下の巻もぜひ参りたいと思います。
1980年代の桜姫東文章について書いたブログです↓