初めて見た歌舞伎 | 烏丸ママのブログ

初めて見た歌舞伎

昨日は南座の海老蔵歌舞伎が無事千秋楽を迎えられ、おめでとうございます。
チケットは完売だったそうです。
読者登録はしていても、普段は毎度読むわけではない海老蔵ブログですが、
毎日息子さんと鴨川で遊ぶ様子がアップされていて、
見慣れた風景で、すれ違いそうな気がしながら、毎日ブログを愛読していました。
ここなんか、うちのすぐそば!
かんかん(息子さん)がホントに楽しそうで、
京都の子におなり!。。。と思いながら読みました。

 

歌舞伎は年に1回見るか見ないかですが、
初めて見たのは高校の「歌舞伎の見方教室」でした。
上方歌舞伎を盛り立てようと松嶋屋さんが力を入れておられ、
兄の学校では解説が片岡我富さん、
私の学校は先日亡くなられた片岡秀太郎さんが解説してくださいました。
「同じ豊中市民(当時)として、生徒さんが熱心に観てくれてうれしい」
と、とても喜んでくださいました。
ご冥福をお祈りします。
 
その後初めて自分でチケットを買って歌舞伎を見に行きました。
片岡孝夫(当時)さんと坂東玉三郎さんによる鶴屋南北の櫻姫東文章
当時のパンフレットです。

文章を寄せているのが、なんと谷崎松子さん(潤一郎夫人)

当時の配役

橋之助さん(当時)がまだ10代でご出演

「京都に来るのは初めてです。」とコメントを寄せられています。

ややこしいのは名前が変わることです。

片岡孝夫さんは現仁左衛門さん、橋之助さんは現芝翫さん。

パンフの解説に海老蔵の清玄と出てくるのは、亡くなられた市川團十郎さん。

(東京では清玄が海老蔵、権助が孝夫。)

ポスターにあるように絵のような孝夫玉三郎。
孝夫さんは僧侶とゴロツキの二役ですが、その役どころが
対照的で、本当にすばしいお芝居でした。
一番安い3階席から見ました。
あれ、今3階席ないよね。。。と思ったら、
パンフレットに座席表があり、当時の南座は3階席までありましたので
若い時の記憶は正しいですね。
 
この桜姫東文章はただいま東京の歌舞伎座にて、仁左衛門、玉三郎のコンビで
三十数年ぶりに絶賛上演中です。
ただコロナ禍と、年齢的なこともあるのでしょうが
4月の上段、6月の下段に分かれて上演だそうです。
ネットの感想を見ても絶賛の嵐。
このポスター既視感あるな。。。と思っていたら、
三十数年前のプログラムと同じ大倉瞬二さんの写真の復刻版でした。
今も昔も片岡孝夫さんと、玉三郎さんは顔よし、声よし、姿よしで
絶大な人気をほこっており、
当時T&T応援団というのがあったと記憶しています。
孝夫玉三郎のコンビで歌舞伎をどんどんやってほしいという
集まりでしたが、
「同じ役者ばかり組み合わせることはできない」
という松竹の回答だったと思います。
 
チケットは即日完売の入手困難となっているそうですが
関西でも上演なら私も行きたかったです。
このプログラムも断捨離で
20代の仁左衛門ファンの人にさしあげようかと
思案しているところです。