「やっぱり綺麗…私のものだわ。」死神にもらった指輪をはめて見惚れるサニー。
「指輪買ったんですか?」とウンタクが寄ってきた。「ううん…男にもらったの。あの男」「わぁ!歩道橋の?会ったんですか?いつ?どうでした?」
「相変わらずイケメンで、相変わらず変わってる…変な人って思っても顔を見たら忘れちゃう…」「だけどすごく昔の指輪みたいですね…」
「相変わらずイケメンで、相変わらず変わってる…変な人って思っても顔を見たら忘れちゃう…」「だけどすごく昔の指輪みたいですね…」
「うちの子がかわいそうで…」泣き出したのは年配の霊。鬼にロト番号を聞いて教えて欲しいと言う。考試院の霊も助けてやったのに…と言われ、聞こえないふりをしつつ困ったウンタク。
ウンタクは家に戻るやいなや、シンに向かって「おじさんはその存在自体がお手本になる」と言って褒めまくり、今週のロトの当選番号を教えて欲しいと言う。「お前がなんでロト番号なんか…」「ロト番号さえわかれば剣を抜く時間が作れると思うんだけど」「4.10.14.15.18.22.42」
シンから聞いた当選番号を霊に教えて振り向くとシンがいた。「私を尾行したんですか?」「追跡だ」「あのお婆さんは今まで誠実に生きてきたからこのくらいの褒美はあってもいいと思うの」「教えてどうするんだ」「子どもの夢に出て教えるんですって。私はそろそろ図書館に行かなくちゃ…」
ウンタクが行ったのは図書館ではなくコンビニだった。「10枚…」「未成年者はロト買えないよ」
断られても諦められないウンタク。
変装するが身分証を求められてしまうので、今度は説得に入る。「今日の一等の番号なんです。お金は私が出すのでおじさんが買って、半分こしましょう」
結局コンビニを追い出されたウンタクの後ろから「ここが図書館なのか?」とシンが現れる。「図書館に行く道の最後のスーパーだから牛乳買って飲もうと思って…」「牛乳じゃなくてロトだろう」
変装するが身分証を求められてしまうので、今度は説得に入る。「今日の一等の番号なんです。お金は私が出すのでおじさんが買って、半分こしましょう」
結局コンビニを追い出されたウンタクの後ろから「ここが図書館なのか?」とシンが現れる。「図書館に行く道の最後のスーパーだから牛乳買って飲もうと思って…」「牛乳じゃなくてロトだろう」
お婆さんの息子は仕事が忙しくて寝る暇もなく夢も見れなかったので、ロトは買えなかったと言う。しかし今週の当選が来週に持ち越しになり、正直に生きて来たお婆さんの息子夫婦は不思議な夢を見ることになるだろう…とシン。
「じゃあ来週には当たるのね。ちょっと素敵じゃない!」喜ぶウンタク。そのことを伝えると喜ぶ霊。ウンタクに鬼と幸せになるんだよ…と言う。
叔母の家での辛い日々が頭をかすめた。
この家に来てから毎日、天国を覗いているようで幸せだった、お返しがしたいと言うウンタク。美しくすることがどういうことかハッキリわからないけど、死神さんが応援してくれるのを見ると剣を抜くこともおじさんにとっていいことなんだと思う…と言って明るく笑うのだった。複雑な死神。
横断歩道の前に帽子をかぶって立っている死神。目の前の青信号を目の見えない男の人が渡ってくるのを見ている。その後ろを赤いコートの謎の女性が通り過ぎる。
病院。謎の女性に向かって小さな子供が「あ…お婆さんこんにちは」と挨拶をする。女性はシーッと言ってにっこり笑い、ある少年の病室に向かう。
少年のおでこに手を当て「もう辛くないわ。お母さん心配したわね…いい子」そう言うと、今まで苦しんでいた少年の容態が落ちついた。
死神の部屋。次に生まれ変わる時にはキムテヒになりたいと言う女性に待機番号票を渡す死神。
横断歩道にいた目の見えない男性は、扉の外で待っていた盲導犬のハッピーに導かれて天への階段を上っていく。
仕事を終えた死神は歩道橋の上に来ていた。
自分に名刺もなければ胸を張れる仕事も役職もないことを憂いて天を見上げていると、聞き覚えのある足音が聞こえた。
サニーだった。慌てて帽子をかぶり、姿を隠した死神の後ろでサニーが立ち止まる。
「あいつなんで電話に出ないわけ?会えないじゃない…いったい何をしてる人なの?」
『は死神です…命令によって動きます。私にとってサニーさんだと思っても…』心の中で死神が呟いていると「あいつぶっ殺してやろうか…人をこんなに夢中にさせて…」
目の前に死神がいるとも知らず、電話をかけるサニー。サニーの指輪に見とれている死神のポケットで携帯が鳴り始める。
慌てて音を消す死神。サニーは周りを見回し「何よ…怖いわね」そう言って振り返った瞬間…
足元を滑らせひっくり返ると思いきや、目に見えない何者かに支えられる。
死神が四つん這いになり、背中でサニーを支えていたのだった。恐ろしくて悲鳴をあげながら去るサニーの後ろ姿を死神は見つめていた。
慌てて店に飛び込んで来たサニーにウンタクが声をかける。「社長、何かありましたか?」「もしかして幽霊みたいなもの信じる?」
「じゃあ来週には当たるのね。ちょっと素敵じゃない!」喜ぶウンタク。そのことを伝えると喜ぶ霊。ウンタクに鬼と幸せになるんだよ…と言う。
トッケビ宅。「死んだら神に会える?」とウンタク。「どうして?」と聞く死神に、トッケビがあまりにも寂しい守護神だから神に問い詰めようと思って…と言う。
剣を抜いてもっと煌びやかな守護神にしてあげたいと言うウンタクに、死神は人の心配をしてる場合じゃない、効用価値がなくなったら追い出されるかもしれないと言う。ウンタクは、人生はほんの少し留まって過ぎて行くものだし、地獄というものも地獄にだけあるものじゃないと言い、叔母の家での辛い日々が頭をかすめた。
この家に来てから毎日、天国を覗いているようで幸せだった、お返しがしたいと言うウンタク。美しくすることがどういうことかハッキリわからないけど、死神さんが応援してくれるのを見ると剣を抜くこともおじさんにとっていいことなんだと思う…と言って明るく笑うのだった。複雑な死神。
横断歩道の前に帽子をかぶって立っている死神。目の前の青信号を目の見えない男の人が渡ってくるのを見ている。その後ろを赤いコートの謎の女性が通り過ぎる。
病院。謎の女性に向かって小さな子供が「あ…お婆さんこんにちは」と挨拶をする。女性はシーッと言ってにっこり笑い、ある少年の病室に向かう。
少年のおでこに手を当て「もう辛くないわ。お母さん心配したわね…いい子」そう言うと、今まで苦しんでいた少年の容態が落ちついた。
死神の部屋。次に生まれ変わる時にはキムテヒになりたいと言う女性に待機番号票を渡す死神。
横断歩道にいた目の見えない男性は、扉の外で待っていた盲導犬のハッピーに導かれて天への階段を上っていく。
仕事を終えた死神は歩道橋の上に来ていた。
自分に名刺もなければ胸を張れる仕事も役職もないことを憂いて天を見上げていると、聞き覚えのある足音が聞こえた。
サニーだった。慌てて帽子をかぶり、姿を隠した死神の後ろでサニーが立ち止まる。
「あいつなんで電話に出ないわけ?会えないじゃない…いったい何をしてる人なの?」
『は死神です…命令によって動きます。私にとってサニーさんだと思っても…』心の中で死神が呟いていると「あいつぶっ殺してやろうか…人をこんなに夢中にさせて…」
目の前に死神がいるとも知らず、電話をかけるサニー。サニーの指輪に見とれている死神のポケットで携帯が鳴り始める。
慌てて音を消す死神。サニーは周りを見回し「何よ…怖いわね」そう言って振り返った瞬間…
足元を滑らせひっくり返ると思いきや、目に見えない何者かに支えられる。
死神が四つん這いになり、背中でサニーを支えていたのだった。恐ろしくて悲鳴をあげながら去るサニーの後ろ姿を死神は見つめていた。
慌てて店に飛び込んで来たサニーにウンタクが声をかける。「社長、何かありましたか?」「もしかして幽霊みたいなもの信じる?」
「この世に幽霊なんているわけないじゃないですか!」後ろで睨んでる霊達を横目で見ながらウンタクが応えた。サニーは試験が終わるまでアルバイトは休んでいいとウンタクに言う。
생이 나에게로 걸어온다...죽음이 나에게로 걸어온다...
생으로, 사로...너는 지치지도 않고 걸어온다
그러면 나는 이렇게 말하고야 마는 것이다
서럽지않다...
이만하면 되었다...된 것이다...하고...
《生が私へと歩いてくる…死が私へと歩いてくる…
生として、死として…
お前が疲れも知らずに歩いてくるなら
私はこう語るしかない
悲しくはない…
このくらいなら充分だ…これでいい…と。》
「お前を…来るところを…」「おぉ〜そんなに長く?ちょっと感動だな…。でもそうやって長いこと見たら何か変わって見えた?それとも相変わらず?」「何が」「前に言ったじゃない?私が見えないって。私の20歳、30歳…まだ見えない?」
「うん…お前のは見えないよ。普通、吉兆禍福くらいなら見えるけど」「そうなのね…私"その他の漏落者"だからそうなのかも。存在がつまらないものから特別になったのね。私が作り上げるように…それが私の未来だから」
「守護神やる時、基準みたいなものはあるの?」「ないよ。その時々の自分の気持ちで…大人と子供なら子供を助けるし…。世界から遠ざかろうとしていた時に最初に差し伸べてくれた手が幼い子供の手だったんだ…」
《私をお受けください。今からわたしがお仕えします》
「じゃあお母さんを助けたのはなぜ?大人なのに」「あの時は酒に酔って心が弱くなってて…お前の母親が助けてと言ったのは自分のことじゃなかったし…」ウンタクが立ち止まる。「助けてと言う言葉に答えてくれたのがおじさんで、それが奇跡みたいで…嬉しくて…」
シンは涙をこぼして微笑むウンタクの髪に触れた。
「そうやって押すんじゃなくてこうやってナデナデするの…」
しばらくウンタクを見つめ撫でられていたシンは「今日かもな…1〜2日は憎らしい日って」と言ってクルッと背中を向けて歩き出してしまった。「もう…そこで立ち止まって。教えてあげたのに…」とウンタクはシンを追いかけた。
《私をお受けください。今からわたしがお仕えします》
「じゃあお母さんを助けたのはなぜ?大人なのに」「あの時は酒に酔って心が弱くなってて…お前の母親が助けてと言ったのは自分のことじゃなかったし…」ウンタクが立ち止まる。「助けてと言う言葉に答えてくれたのがおじさんで、それが奇跡みたいで…嬉しくて…」
シンは涙をこぼして微笑むウンタクの髪に触れた。
「そうやって押すんじゃなくてこうやってナデナデするの…」
しばらくウンタクを見つめ撫でられていたシンは「今日かもな…1〜2日は憎らしい日って」と言ってクルッと背中を向けて歩き出してしまった。「もう…そこで立ち止まって。教えてあげたのに…」とウンタクはシンを追いかけた。
③につづく。
みなさま素敵なクリスマスを…