もうひとりのアリス | 阿蘇の国のクララ

 

あのとき、

アリスを失って気が抜けた心に

降り注いでいた光。

 

今、

アリスが隣にいなくなって

あの頃を懐かしむぼくに

優しく吹く風。

 

それは、

しらすちゃんファミリーからの

光と風でした。

 

しらす母ちゃんのブログの中にあった、

アリスと重なる、

しらすちゃんへのかわいい感情、

かっこいい感情、優しい感情。

 

そう思ったらなんだか

奇跡を見ているような気がして、

しらすちゃんの命に感謝を感じました。

 

アリスがいなくなっても、

しらすちゃんはずっといてくれた。

 

しらすちゃん、大好きだよ。

 

...永遠に。

 

 

だれだっていつかは家族を亡くします。

 

体がもう機能しなくなってきたな、

ということを日々実感しながら。

 

そのときをどう迎えるかは

自分ではわからないので確かに恐怖です。

 

だからこそ、

しらすちゃんファミリーが見せてくれた形を、

自分の中に入れておきたい。

 

ただ優しくふんわりと貯めておきたい。

 

たくさんいただいた、

光りと風と共に。

 

...アリス、しらすちゃんを守ってあげて。

 

「たいへん...!?しらすちゃんが来る!」

 

「みんな~♪」

 

「最高にいい人生だったね、しらすちゃん♪」