心の中で殺さないように | 阿蘇の国のクララ

 

10月17日(月)...

 

ケニーロードの展望所

 

「クー♪ここ、久しぶりだね」

 

アスペクタ

 

パパ

「そろそろ、ダニもいなくなったでしょう」

 

阿蘇根子岳

 

「パパ、箱罠!」

 

イノシシ捕獲用の罠です。

 

「最近、ブー子見かけないけど、

捕まったのかな?」

 

「パパ、モミジが色づいてきたよ♪」

 

「(華原)朋ちゃんのも♪」

 

「中西圭三さんの、枯れちゃった...」

 

「久しぶりの散歩楽しかった?」

 

「クー!」

 

このところ、友達の愛犬が

次から次へと亡くなっています。

 

16日には、

モアくんが旅立ってしまいました。

 

どれだけあの子たちが、

けなげで、頑張って生きたか...

 

両手で抱きしめて報告される

モアくんママの胸中はいかばかりで

あったでしょう。

 

またひとつさみしくなりました。

 

ウメバチソウ(花言葉、いじらしさ=けなげ)

 

ペットロスという言葉があります。

 

状況を説明しているだけで、

飼い主や愛犬たちのことを

何も言い表していない...

 

状況を説明したところで、

何ひとつ進展がないのが

ペットロスという言い方です。

 

先代アリスは、

ぼくが死ぬ瞬間まで生きています。

 

心の中で殺さないようにしています。

 

ペットロスを悲しんでいると、

あれほどつくしてくれた

アリスに失礼だと思うから。

 

ぼくは、残る生をまっとうします。

 

けなげに、頑張って生きます。

 

...全然、けなげじゃないけど。

 

それが、アリスの教えだから。

 

「モアくん、元気でね!」