空(そら)の下(もと)にいるあなたを守ります | 阿蘇の国のクララ

 

10月12日(水)...

 

イノシシ林で

バナナのようなフンをしたら...

 

「チッ...」

 

「シャンプーやないかい!」

 

10月13日(木)...

 

高千穂神社へ。

 

パパ

「ヤマメの塩焼き発見!」

 

ママ

「...最高に美味しい!」

 

パパ

「個人で養殖して、

年間1万匹焼いてるんだって」

 

特産センターごかせ

 

 

パパ

「ここのピザパンも最高に美味しいよね」

 

高千穂神社

 

1971年に国重要文化財に指定された

鉄造狛犬。

源頼朝が奉納したとされています。

 

「会いに来たよ♪

クーちゃんも鉄造狛犬みたいに

強くならなくっちゃね」

 

「自信ない」

 

13日午前、

ののの下さんちのそらちゃん

(ゴールデンレトリバー)

が旅立ちました。

 

病(悪性リンパ腫)と闘いながら

12歳まで生きました。

 

亡くなる前日まで旅を続け、

お肉とチーズを少し食べ、

パパは乾杯しました。

 

国見ヶ丘

 

運命を変えるのは

並大抵の努力ではできません。

 

パパとママがそらちゃんを支え、

そらちゃんは生きることを強く願った。

 

あきらめちゃダメだと

必死で自分に言い聞かせていた。

 

だから死ぬ運命を回避できた。

 

丘の上から見た空の向こうは

明るく光っていて、

雲間からいくつもの光の線が見えました。

 

そらより...

 

私の初めての記憶は、

あなたに抱きしめられている

ペットショップの中です。

 

心からの笑みを見て安心したのを

覚えています。

 

今、私はあなたの心を守るために

大きな決断をしました。

 

そらから、空になります。

 

そして、

空の下にいるあなたを守ります。

 

神様はきっと

私の最後の願いを

聞き入れてくれます。

 

命をかけて私を守ろうとしてくれた

あなたをきっと救ってみせる。

 

「ねえパパ、皆にお花をあげてくれた?」