離れていても届く香り | 阿蘇の国のクララ

 

9月29日(木)...

 

パパ

「バレリーナさんが

バーベキューパーティーに来ないかって?

それで、肉を持って行くことにしたよ」

 

ママ

「うん。楽しみ~♪」

 

あか牛の館

 

ママ

「たまたま、肉の日」

 

「ミンチよ来い!」

 

パパ

「あと...、ミンチもください」

 

9月、グランドオープン、

南阿蘇あぐりキャンプ場

 

「たくさん、食べて下さい!」

 

「レアでお願いしま~す♪」

 

「クー、私も~♪」

 

9月30日(金)...

 

明神池

 

明神そば

 

パパ

「間違えて、大盛りになったって...」

 

ママ

「わざとよ♪」

 

パパ

「これも?」

 

ママ

「これも♪」

 

10月1日(土)...

 

「今日からオクトーバーワオ~ン♪」

 

車窓にもたれて、私は山を見ていました。

 

夕方の4時を過ぎたら、

山に雲がかかり始めました。

 

しかしこの山は大きく、

頂が雲に隠れても

目の前にたっぷりと

裾野が広がっています。

 

遠くにあるようで

近くにあるようにも感じられる

不思議な山です。

 

きれいにすきとおった風。

 

緑の草原では牛たちが

のんびりと草を食べています。

 

オレンジ色のうつくしい夕方の光。

 

...まさに理想郷。

 

「お待たせ、クララ。さあ、山に行くよ」

 

キンモクセイの強い香りが

ふわりと鼻をくすぐりました。

 

9月も阿蘇の国のクララを読んでくださって

ありがとうございました。

 

10月もどうぞよろしくお願いいたします。

 

夢の国のおともだち

「ねえママ、

キンモクセイの花言葉を知ってる?

離れていても届く香りは、

真実の愛だじょ!」