だからまだしばらくここにいてください | 阿蘇の国のクララ

 

3月2日(水)...

 

祖母山

 

パパが冬の間どんなに手入れしても

枯れていった?植物たち。

 

でも春が来て、

太陽が一発照らしただけで、

植物たちは

あっさりよみがえりました。

 

どばっと雨が降るだけで、

毎日時間をかけて

水やりしていた動きを

一瞬で天はやってしまう。

 

これはもう

謙虚にならざるをえないというか、

自分もこの状況下の中で

恩恵を受けて生かされているんだと。

 

自分が自分から出していると

思っているパワーだって、

めぐりめぐって上のほうから

自然にもらったものなんだと。

 

...きっと祈りもそう。

 

めぐりめぐって上のほうから

降り注いでくる。

 

「クー!」

 

「パパ、カサカサと落ち葉を踏む音がする!」

 

「ニホンカモシカかもしれない。

クララ、岩場を探すんだ」

 

「クー...」

 

祈りってすごい。

 

のあちゃんの退院が

こんなに早く決まるなんて。

 

のあちゃんに

みんなの祈りが届いたんだ。

 

のあちゃん、退院おめでとうございます。

 

どこにいこうとあなたは大丈夫です。

 

だからまだしばらくはここにいてください。

 

それから...

 

芯はとてつもなく強いけれど、

どこかがとても繊細で、

いつもその日のいろいろなことに

しっかり動揺して、

せめて寝る前くらいは

静かな心の居場所をほしいと

切に求めている、

ココママさん...。

 

ぼくは祈っています。

 

離れていてもずっと応援しています。

 

ココママさんにも大きな力が入ってくる。

 

力を抜いて、風のように軽く...