疑似(ぎじ)健康感 | 阿蘇の国のクララ

 

パパとママは去年、年賀状をさぼりました。

 

それで、

年賀状を頂いたお友達に

阿蘇の国のカレンダーを送ることにしました。

 

「ルイくんならともかく。

いるかな?クララのカレンダー...」

 

 

1月、国見ヶ丘の初日の出(2022元旦)

3月、一心行の大桜

5月、仙酔峡のミヤマキリシマ

7月、清流日之影川

9月、ヒゴタイ公園の夕景

11月、阿蘇根子岳の紅葉

12月、ボワ・ジョリ

 

「チッ、チッ、チッ!」

 

「いるに決まってるでしょう!

こう見えて私、愛され上手なんだから!」

 

祖母山へ...

 

 

山の神様...

山に住まう山の神様の多くは女神です。

 

それも嫉妬深い女神なので、

女性が山に入ることを嫌う

という地域が多くあります。

 

山の神様は容姿が醜いため、

オコゼという見た目の悪い魚を

お供えにすると喜び、

山の幸を恵んでくれるのだとか...。

 

「神様、申し訳ありません。

オコゼを忘れました...」

 

「...許そう。

お前たち三人は醜いから、入ってヨシ」

 

祖母山登山口へ...

 

去年12月、

祖母山に登っていた熊本市の男性が遭難し、

翌日死亡が確認されました。

 

5合目付近の崖の下に滑落し

横たわる男性を

熊本防災ヘリが発見しました。

 

「沢が凍ってる...」

 

「転げたら危ない」

 

3合目付近、

御社(おやしろ)の滝

 

おかしなもので、

友達のブログを見ていると、

自分も旅をしているような

疑似(ぎじ)健康感にとらわれるそうです。

 

「パパ、滝の真下まで行っちゃった...」

 

とにかく、そういったわけで、

私はあなたと共に旅をしているのです。