夜安らかな眠りにつけるように | 阿蘇の国のクララ

 

7月25日(日)...

 

「最近よく通る、犬飼(いぬかい)町...」

 

「佐伯でムササビでも探すの?」

 

「ううん。今日はね、

ここ臼杵で石仏を見るの」

 

「前にメリーちゃんと来たところだ♪」

 

2019年4月

 

「クー!」「メー!」

 

「その前は、ジャスママさんと

ビームさんとネーネさんと来たのよ。

あの店でコーヒーを飲んだの...

閉店してる」

 

「先にハスの花を見ようか?」

 

「クー」

 

お釈迦様の花、蓮(ハス)。

※お釈迦様は

「ハスの生き方に、人としての

生き方を学びなさい」と言いました。

決して気高く山の上でも、

奇麗な花畑でもありません。

泥の沼地です。

しかし、その場所が嫌だと言って

逃げ出したりしません。

その沼地にしっかり根を張り、

立派に花を咲かせます。

 

「こんなにたくさん、初めて見たね♪」

 

「クー♪」

 

臼杵は石仏で有名です。

 

日本にある磨崖仏の半分以上が

ここ大分県に集中しているそうです。

 

作られたのは平安~鎌倉時代です。

 

「いつ来ても、落ち着くね」

 

「クー」

 

人は生きたようにしか死ねないんだと

ぼくは思います。

 

日中を全力で生き切った人だけが

夜安らかな眠りにつけるように...

 

与えられた生を

全力で生き切る人だけが、

安らかに死に切ることができる。

 

人生100年時代だなんて

甘い言葉に騙されないで...

 

生を楽しんで生き切りたいですね。

 

イヌのように...。

 

「クー」

 

四季彩源兵衛(津久見)

 

「津久見はまぐろのまちなんだって...」

 

「じゃ、まぐろホホ肉ステーキを♪」

 

「えっ...!?

今からブログ・インスタの友達が

会いに来るんだって。

いつも励ましてくれる優しい人」

 

「そう、楽しみだね♪」

 

津久見駅

 

友達は、優しげな瞳で私を見ました。

 

それから私たちは、

まるで恋人同士のように、

おでこをくっつけ合いました。

 

「会いたかったよ、クーちゃん♪」

 

「クー♪」

 

「なごり雪」...、

この曲を作った伊勢正三さんは、

津久見の出身です。

 

「なごり雪」のモチーフとした駅は、

郷里の津久見駅でした。

 

君は何か言おうとしている

 

君のくちびるが

「さようなら」

と動くことがこわくて

下をむいてた...

 

「また会いましょう」