無気力でした(その3) | クランのブログ

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難病(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を抱えながら医学部目指してます

ダズくんに会ってから、大学の事務係に行き、無事手続きも終わったので、


帰りに、病院のいつもお世話になってる循環器内科の病棟に立ち寄った。


入院中の知り合いの方々と久しぶり(といっても一週間ぶりくらい。)と喋った。


『なんでそんなカタコトなん?』


って突っ込まれながら(僕は口下手なのに、何日も人と喋らなかったら、余計口下手になり、カタコトになる)


いつも仲良くしてる人らと会話を楽しんだ。


喋ってたら、知らない女の人が二人やってきて、会話の輪に入ってきた。


「なんかこの人どっかで見たことあるなぁ」


って、じっと見てたら、


その視線に気づいた知り合いの、この病院で長期入院している、北海道から来た熊さんが、


『Mくん(僕が知ってる子)と一緒にNHKドキュメンタリーに出てた人ですよ』


って、教えてくれた。(さすが歩く”データベース”。病院の中のことなら何でも知ってる。)


『あの方か!!』


って、つい口から出てしまった。


話を聞けば、一年前に無事移植が終わり、


今は元気に日常生活を送っているとのこと。


幼いお子さんもいてはるので、「無事に移植が間に合ってよかったなぁ」としみじみ感じた。


すぐ帰るつもりだったのに、気づけば夕方の5時くらいから夜の10時(消灯時間)まで喋ってた(^^;


「やっぱり病棟っていいもんだなぁ」って、おかげさまで少し元気が出た。




病気を発病してから、3年くらいになるけど、そのうち、合計で1年くらいは入院してたので、


病院は第二の家みたいなもの。笑


ここの病院でいろいろ学ばせてもらい、


つらいこともたくさんあったけど、


「医者」という夢を見つけることができた。


病院は思い出がいっぱい詰まった場所です。