(振り返り)左側乳がん手術 5/22 ① | がんサバイバー軽やかに生きる

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乳がん(ステージ0)の手術、治療をきっかけにブログ始めました。
アラフィフおひとりさま、人生観、仕事観、金銭感覚、ファッション、シンプルライフを綴ります。等身大の心地よい暮らしが目標です。

…回想しながら記録します…


 5/22水曜日 その①


いよいよ手術当日。

睡眠導入剤のおかげで前日はスッキリぐっすり眠った。

前日に経口補水液は半分飲み、朝食がわりに9時までにもう一本飲むのみ。ペース配分がよいと褒められうれしい。美味しくないと言うけど、私はけっこうイケる味。口の広いマグカップで飲むとあっという間。あと冷やした方が飲みやすいかも。夏でよかった。


同室の方も両側乳がんの方で、前に部分摘出手術、放射線治療と抗がん剤治療を受けたらしい。あと少しで10年というところで前回との逆側に見つかったそう。両側って案外いるもんだなと思って心強い。

同じタイミングで入院し、前後で手術を受けることになった(私が先で13時開始)。


前回は朝食の匂いがして、少し羨ましかったけど、今回は二人とも手術のため絶食だったので、少しよかった。

着々と決められたスケジュールをこなしていく。

朝9:20から手術前のラストシャワー。

この身体とはお別れで、また別の身体になって始まるのだと思った。

前日回診で主治医の先生が来られたが、マーキングは別の先生で人が変われば描く形も全然違いかなり驚いた。


マーキングは先生によって違うのかな。

どの辺りに腫瘍があるかを示し、場所や大きさによって切り方の戦略が違うのだろうな。


マーキングも色々だと思いそれを消さないようにしつつ、左手が手術後にも上がるかなと思いながらシャワー。

しかし、いろんなことを考えたってなるようにしかならないし、なったらその中で解決法を考えるしかない。先のことを考えても仕方ない。

こういうときに、マーケティング、経営戦略の「制約条件はチャンス」という言葉を思い出す。リソースが少ない方がかえって絞り込みできて、不利な条件を魅力に変えることができる。予定だって予算だって限られた時間、お金、手段の方がかえって行動できるではないか。


前回は右側手術でずっと左側からの点滴、左側に乳がんが見つかった後も手術前はずっと左側点滴、採血だったけど、今回から術側の反対側となり、右腕からの点滴、採血に変わった。手の甲への点滴も今回は無事成功。それにしても針が入っていると痛いけど…。



12時ごろには病衣に着替え着圧ソックスを履いて点滴スタート。12時半には母も来てスタンバイ。

母に携帯等と塗り絵の本を渡す。母は塗り絵はハマりすぎるのでやりたくないと言ったが、実はまんざらではない様子。


12:50トイレに行って看護師さんと母に付き添われ、同室の方からもエールをもらって、少し早めに手術室に向かう。もう慣れたもんだな…。笑

今回は「搬入」感は少なかった。考えてみれば昨年の今年なので、病院のルール説明や設備ツアーは省略されていた。


4月に麻酔の説明で来たけど、またやってきましたよ。。手術室。

名前と生年月日、血液型を言って手術室に入る。

入り口で不織布の帽子をかぶる。

前回は手術前後には先生とお会いしなかったが、少しキョロキョロしたら今回は別室にいた青い手術着の先生がこちらを向いて「がんばりますよ」と、ニカッと笑顔を見せてくれた。

2回目の手術台は、前回もこんなだったかな…と思う。一瞬だったので、ほんとに忘れてる。前回はライトが綺麗だな、と思ったのだけど、紫色に思えたその光も別に特別青くなくクリアに思えた。メーカー名だろうが、赤色のMAQUETというのが、何語の名前だろう?と印象に残った。フランス語読みならマケだけど、ちょっと日本市場では分が悪い呼び名かもとか…。変な余裕。

前回はあっという間に眠ったが、今回はなんだかんだと体を浮かすとかやることがあったし、薬を入れてもらうのも少し時間があって、××を⚫︎CC入れてくださいの指示のあと、少し間があった。


でもその後は、着実に一瞬で記憶がなく、麻酔の眠りに落ちていた…。