APUの学長、出口治明さんの本。
少し前に病気に倒れたのことで、心配していたが、復活されたご様子。本当に良かった。
そして私にとって、めまいで2週間ほど読書ができなかったので、久々にサクッと読めて楽しかった。
https://serai.jp/living/1093311
敢えて今流で大胆に捨てるという言葉を使っているが、トレードオフを意識せよ、覚悟を決めよ、という教えのように感じた。
覚悟を決める。ノリでいいからあまり深く考えすぎずに選択し行動する。そして決めたら振り返らない。退路を断ってベストをつくす。
結局どちらに転んでもどちらも正しい。
正解にこだわらない。
つまりは、正解は自分が決める。
そうやって出口さんは歩んでこられたんだな、と思った。
本に出会うタイミングというのは妙なもので、今自分に必要な本との出会いが必ずある。このタイミングで出口さんの本を手に取れてよかった。
↑今回気になったのは捨てる系。究極はアンラーン。笑
今までいっぱい勉強してきたけど、そういうものを捨てる時が来たか。究極の断捨離。でも、年取って知識が昔ほど入ってこないし、クリアに覚えていられないから良いときかも。
大学の図書館にはたくさん啓発本が並んでいた。
頑張る系、頑張らない系、いろいろ。
思うに若い時は自然には知識は増えないし、理論と実践の両方が必要で。
年取ると経験からの知識があるので、知っていることは多くなるから、それらをふるいにかけて残すものと残さないものにわけることは必要。身軽にしていく方が新しいものが入ってくるということだろう。
自分を振り返ると、単に読むだけではなくて、もっとどんな環境、状況で何をしたらどうなったのか、ということに気をつけて読むべきだったと。昔読んだ世界の偉人伝は結局根性論、精神論でしか読み解けなくて。どんな時代のどんな状況で成功したのか失敗したのか、そして成功のためにどんな努力をしたのか、子どもがいたらもう一度子育ての中で一緒になぞることもできたが、それはできなかったので、もう少し考えてみたい。