クレームに応対する人の一番悩ましいクレーマーの要求は、実はこれかもしれませんね。

 

お前じゃ話にならん。上を出せ!社長を出せ

ここまではなくとも、

あなたでは話が通じないので、決裁権のある方に変わってください

レベルまでなら、どの業態を問わず、BtoBの世界においてもありますね。

 

 

「すぐ上司に代わってもらえました!」

 

 

と新人スタッフやアルバイトスタッフが嬉しそうに話す一方で「社長を出せといったのに、なぜお前なんだ」と詰められる店長やエリアマネージャー、部長職等の苦労話もよくあります。

 

 

さて、どうすればよいのでしょうか。

 

 

クレーム応対に社長が出てはならないルールはありません

クレーマーとしても、社長が窓口に出てくれば「この会社の誠意は素晴らしい。許してやろう」という形で収まることも多いかもしれません。

 

ただ、研修講師によってはこう言うかもしれません。

「社長!これでは、スタッフの成長、自戒、よりよいCSの提供のための動機を失いかねません」

もちろん、私は申しません!!

 

私のこのブログのメッセージは、クレーム応対に困っている人たちに向けて「早く解決する方法」をご案内しています!!

実は社長がクレーマーの応対をすると、感情的な問題が生じやすく、風評損害が起きやすいのです。

仕事にプライドのある社長ほど「お前は客じゃない!」なんて、思わず怒りの余り口に出してしまうのです。

 

 

私のこのテーマに関する解決策は、

 

 

私が責任者です。会社のルールで、社長はお話をしないことになっています。

 

 

と担当者が言うことです。

 

 

ポイントは必ず、

怒らないで聞いてくださいね

と冒頭で言ってみて下さい。なんと、殆どの場合クレーマーから怒られません

なお、この私オリジナルの「お客様怒らないでテクニック」は汎用性が高いので、後日詳しく説明します。

 

 

******丸ごと真似して!使える応対トーク例******

 

1,怒らないでテクニック

お客様がお怒りになることを重々承知の上で、ご案内したいことがあります。

これを申し上げると、大変ご不興になることはわかっておりますが、申し訳ございません、仕事なので申し上げます。

 

2,社長を出さない宣言

私が責任者です。会社のルールで、社長はお話をしないことになっております。

 

3,限定謝罪で謝る

大変お怒りのことと思います。ご不快なお気持ちにさせましたことを、お詫び申し上げます。

 

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殆どのクレーマーは「腹が立つけど、仕方ない。どうしようもない」という方向に流れていきます。

これは「承知」という状態が発生しています。

ここを目指さないといけません!!

 

まとめです。

 

「社長を出せ」と言われても、担当者は社長につないではいけません。

相手に諦めてもらうために、「承知」を目指すことが最短距離です。