上手く言葉に出来ない事は、

言わなくちゃ伝わらない本当のこと。

だから、手紙を書く。


手紙とは宇宙一エゴの詰まった武器であると、声を大にして言いたい。

そして、それを「ブラボー」だと言わせてくれ。



現代的に言うと「究極的KY紙」と認定されている事だろう。


まじまじと視線がトランスする中で、
誠意の篭った論理的な告白は、
難儀なことだ。

ロマンチストならなおさら、
現実主義者の女子に、
行き当りバッタリの名言は通用しない。
当人は通用していると想い込んでしまう。

読まないなり、焼くなり、動物園のヤギに寄贈するなり、
なんなりするがいいさ。

こちらは満足なんだ。
何度も書きなおして、
何度も読み返して、
あなたになんと言われるのか妄想しながら、
孤独をミストにしていきながら、

長い夜を消費できるんだから。


貴方にはどう映るのかな。


米の超大作に負けないくらいの、
情熱と歴史を注いだつもりなんだが。


僕が言いたかった事は、こういうことなんだ。

それが、変だったり
キモチ悪かったり
重かったりしても、
きっと僕はそういう男だから

それを受け入れるか、蹴散らすかは、
貴方に任せた。

この手紙を胸に仕込んだ僕は、

関が原に向かう、傾ぶ奇者の如く
ウロタエルことなく
貴方に対抗することができる。

どんな魔法よりも、安心できる
強力な保険を備えた
万全の告白。



よし。

僕らしい、封筒を買いに行こう。
上手に書けるペンを探しに行こう。

その努力が、少しでも良い結果に繋がるように。


このレースに分りやすいゴールが存在するか否か分らないが、
きっとぶっ倒れるまで走るだろう。

カラカラになった喉が、いつまでも
貴方を求めてしまうから。



そして、最後にお腹が一杯になって
そこそこ温かい布団で眠りに就けたら最高じゃん。



手紙を書いたなら、

空に飛ばすんじゃなくて、

しっかり届くように

ちゃんと届くように、

夜空にお祈りするんだよ。




短編映画「祈っているだけでは救われない楽園で


誰かに与えられているような現実。
明日は何が貰えるのかな、何を贈ったら嫌な顔されないかな。
自分の足で、君は塀の外にピクニックに行かなきゃならない。
この作品は、誰もにその靴の紐を結ばせるだけの映画。


アパートのドアに掛かる大そう頑丈なレトロな鍵。
マラソン走者の僕は、誰もいない道を走っている。
途中長い坂や、海岸、雪山、ところどころで出会う人々音楽に背中を押されて、進んでいく。


僕の部屋の隣に住む「幼馴染の今でも好きなあの子」がいる。
あの子の部屋には、数百枚の絵が散らばっている。
夜遅くまで、あの子は夢中で絵を描き、コーヒーをすする。

僕は長い距離を走ることができた。
アパートの階段を上り、白い息を吐きながら頑丈な鍵穴に手を触れる。
僕の財布、時計、荷物全部をゴミ箱に捨てに行く。120円だけ残して。

自販機でボタンを押すと、鍵が出てくる。

鍵穴の向うには、うらぶれた僕がギターを抱きながら寝ている。

ドアの前の僕は鍵を開けて消える。

ギターを置いた僕は、外へでてゴミ収集車を見つけて走り出す。
「すいません、僕の荷物はいってませんでした。」
「貴方のものは、もうあなたの中にあるじゃない。全部ね。」

あの子の部屋を訪ねる「久しぶり」と言って、無数の絵を整理する。

「なあ、今から旅行にいかないか?
 電車も無いから歩いていこう。
 ・・・疲れたからさ、
ゆっくり一緒に歩いてくれないか。」
-Puny day-


とても楽観的に冷めたぶん 踊り狂った夜に枯れていたい
それは木琴が放つ音色のように 定期的殺傷装置

どっとくたびれた分後ろに 華やぐ昨日とふりかえろうもんなら
そこに何にも自慢できない 垢抜けないブルーバックペイン

実在している、実在している、しかるのち哀しい


悲しみ暮れて、くしゃみに憚れて
滞った牙が研磨されて、蜜も齧れない
昔聞いた偽善者に低く頭を下げて
でも、捨てちゃいない物を見つけて真空パックペイン

何が出来ないかが分かった時 出来る事がわかるのさ
何が出来ないかが分かった時 初めて君は生きている


安心な言葉を刳りだされなら 罪浅き夢も
共にして シェアして 押し付けあってでもいから
伝えて伝えて赦して

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曲調は、
90年代のPOP調で主に草野マサムネ氏の影響を受けている。
ギター一本でも勝負権のある曲を作れた感触。

いつかライブでやるから。