雪がなく、地図を読む練習ができる場所、ということで登山する山を設定しました。
久松山は鳥取城のあった、鳥取市のシンボル的な山です。今回は西坂登山道から登山開始。登山口にはこんな看板が。
確かに踏みあともあまりなくて、道自体は整備されているとは言えない感じでしたが、全般的にトラロープで誘導されていて、迷うことはありませんでした。一から九号目までの標示や「鐘ケ平」「笛ケ平」などの標示もありました。城跡ということもあり、石垣の跡もありました。
自体は低山なのですが、結構キツめの傾斜でした。
頂上は石垣が残っていて、整備された公園。鳥取市の市街、その奥にそびえる山々、湖山池、日本海、鳥取砂丘全て見え、とても素晴らしい展望です。
大山や隠岐の島も見えることがあるみたいですが、今日はそこまでは見えませんでした。頂上でしばらく双眼鏡休憩。東側にはこれから向かう本陣山も見えました。頂上に電波塔が立っているのがそれです。右下に見える建物は、ロープウェイの駅舎跡。
久松山から本陣山まではよく整備された登山道。久松山頂上からすぐにロープウェイの駅舎跡。
駅舎の少し先には十神砦跡があります。本陣山近くになるとだいぶ登山道が濡れていてドロドロ状態。
本陣山には舗装路でも直接登ることができ、山頂には地元の方が散歩がてら登ってこられます。電波塔が立ち並び、豊臣秀吉が陣を置いたという太閤ケ平があります。鳥取城を攻める時の陣を張った場所なだけに久松山が綺麗に見えました。
本陣山から今度は摩尼山にむかいます。距離がそこそこあり、先日降った雪が残っているところもありましたが、高低差はあまりなく体力的には全く問題ありませんでした。
階段で整備された急坂を下ると沢とぶつかります。ここからは沢の流れの音を聞きながら林の中を歩き、しばらくいくと摩尼寺です。
地図を読む練習をしながらここまで来たため、意外と時間がかかってしまい、タイムリミット。妻からも「いつ頃帰ってくる?」という電話があり、摩尼山に登るのは諦めて帰ることに。摩尼寺から舗装路を通って久松山に帰りました。国道9号線の長いトンネルや中之郷小学校をとおり、湯所を通って久松山へ。途中にはロープウェイの麓側の駅舎跡もありました。
摩尼寺へ続く階段
久松山と雁金山の間にあるロープウェイの駅舎跡。今は文化財センターの施設。