2015年イタリア映画祭報告 | Un bel giorno di tredici

Un bel giorno di tredici

~ある素敵な13日~

イタリアに関することを中心に、
楽しいこと好きなことを書いていきます。

GWのお楽しみ『イタリア映画祭』も終わってしまったね。

今回は初めて『イタリア映画祭・開会式』を見に行ってきたよ。



ロビーには上映作品のポスターが並んでいる。

改めてポスターを見ると、

「やっぱりこの映画のチケットも買えば良かったかなぁ。」

とか思っちゃうのです。



まずイタリア文化会館館長の挨拶があり、

その後、イスティトゥート・ルーチェ・チネチッタの

カルラ・カッターニさん(多分)からのご挨拶。

と、突然舞台に引っ張り出された『神の恩寵』のエドアルド監督。


エドアルド監督は、

この次の監督&出演者挨拶で登場する予定だったのに、

無理やり舞台に呼ばれ、ここで挨拶をすることに(笑)。




今年は監督・出演者合わせて14人の舞台挨拶があり、

とっても豪華な開会式だった。


皆さんイタリア映画祭を開催できることの喜びや感謝を

挨拶の最初に言っていたが、

こちらこそ素晴らしい作品をありがとうという気持ちになったよ。

初めて日本に来たという監督・出演者や、

イタリア映画祭の為に来日するのが、

もう3回目になるという監督もいた。


携帯の翻訳機能を使い、

日本語で挨拶してくれた出演者の方もいただんだよ。


一番印象に残っているのは、フェルザン・オズペテク監督の挨拶。

最初に感謝の言葉や映画祭開催の喜びなどの挨拶がありまして、


『えっと、今回の私の映画のタイトルが

 原題とだいぶ違うなと思いまして・・・。

 え~。日本語のタイトルなんだっけ?

 カプチーノ?

 ※ここで通訳の人が「カプチーノはお熱いうちに」と伝える。

 

 そう、「カプチーノはお熱いうちに」!!


 (原題は[ALLACCIATE LE CINTURE]なんだけど、

  直訳だと「シートベルトを締めろ」になるのかな?)

  

 前回の「MINE VAGANTI」は

 (「MINE VAGANTI」直訳だと浮遊機雷、イタリアでは

 「何をしでかすか分からない危険人物」とう意味で使っている言葉。)

 えっと~、アルデンテ?

 ※ここで通訳の人が笑いながら

  「あしたのパスタはアルデンテ」と伝える。


 そう、「あしたのパスタはアルデンテ」!!


 ・・・・。

 次の私の作品はきっと「ティラミスなんちゃら」

 ってタイトルになるんじゃないかと思います(笑)。』


本当だよね(笑)。

日本人が受け入れやすいように邦題を付けてるのは分かるけど、

パスタ・アルデンテ、カプチーノって立て続けに

全然違うタイトルつけられたら肩の力抜けちゃうよね(笑)。

第一、イタリア人猫舌だからお熱いカプチーノ飲まないしね。


邦題って面白いね。

監督の次の映画のタイトルは

「ティラミスは一晩冷蔵庫で寝かせて」になるのかな?(笑)


イタリア映画祭2015

http://www.asahi.com/italia/2015/