年収55万円の壁に変更? | Passのブログ (情報部屋)

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毎年毎年で社会保険加入の適用拡大が続くこの世知辛いご時世ですが、そんな中で2025年にはいよいよ年収55万円程度でもその収入を得る全労働者は社会保険加入必須となるという議論が財政当局内部で進行しています。

 

これまでの年収106万円(月8.8万円)という壁をさらに大きく下回るということで、新たに年収55万円(月4.6万円)の壁ができるかもしれないという話。なかなかえげつない下枠設定となり、ほとんどのパート・アルバイト労働者はこの年収の壁から逃れることは難しくなりそうです。

 

こうなると現在で扶養枠3号扱いのパート主婦でも来年以降は少ないパート収入であっても新たに年金(厚生年金)を払わなければならなくなるかもしれません。これはなかなか厳しいですね。

 

月4.6万円の収入からどれくらいの社会保険料を払うかということになると、まだ制度ができていないのでよく分からないことではありますが、現在の最も低い標準報酬月額5万8000円(年収約70万円)でいくと月1万1479円の保険料支払いが発生しているということで、月5万円未満の収入でも月1万円前後の保険料負担になることが濃厚です。

 

 

 

 

 

とにかく、働いていない人からは国民年金、働いている人はほぼ全ての人から社会保険料を支払う方向で動いているのは間違いなく、働いたお金の2割以上は保険料や税金でもってかれるという時代がすぐそこまできています。

 

優遇とか年収の壁などと言っていられるのも本当に今のうちで、そのうちどんな労働者でもフリーランスでも個人事業主でも払えるものは全員社会保険に加入しなさいという時代になるんでしょうね。

 

こうなったら年金の繰り上げ受給を狙いたいところではあります。60歳から受給を開始した場合、仮に現在の平均額である月あたり14万6000円の年金だとしたら、約76%減少して11万76960円になります。

 

しかし、繰り上げた5年間で11.8万円×12×5=約700万円は先に貰えていることもあり、これで資産を運用していけばさらに増やせる可能性も出てきます。

 

 

 

 

今は60歳から繰り上げ受給ができるものの、これもいずれは65歳以降でなければもらえない仕組みに変更されるのでしょうか。今アラフィフの人たちは60歳になる10年後に繰り上げ受給ができるのかどうなのか?(まだ10年近くも先の話なのに気になってしまう)

 

ま、そもそも年金なんかにあまり今から期待しない方がいいのかもしれませんけどw