就職氷河期世代のため息 | Passのブログ (情報部屋)

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私の世代から下は就職氷河期と呼ばれ、主に1990年半ばから2000年代の半ばまでは大手企業や正社員に就職することが難しくなった時代でもあり、この時期に派遣社員になったせいでずっと年収200万円台で推移しているというケースも数多いと話題になります。

 

非正規で月収18万円だと手取りでは14万円。これだと一人暮らしをして賃貸を利用する生活も躊躇せざるを得ない状況です。フリーターでもフルで働いて日額8000円だとしても月収16万円。手取りでは12~3万円にしかならないわけです。

 

今は実際に外で働いていても人手不足であり、給料がもう少し改善されてもいい気もするのですが、日本の人口減少や労働人口の減少の大きく音を立てて崩れつつあるなかでも、労働者の給料だけはなかなかベースが上がっていきません。

 

 

 



さらに言えば、この他にも「8050問題」(ひきこもり問題)がまだ隠れているわけで、親亡き後の子世代の生活費をどうまかなうのか?も十分に議論が進んでいるとはいえません。

 

年齢の時限爆弾のように年金予算の上昇と生活保護予算の上昇がダブルパンチでやってくるわけで、10年後の先のことを考えるのはちょっと思考停止したくなり、本当に嫌になりますね。

 

労働者が不足する中でベーシックインカムなんてやれば、さらなる人手不足に拍車がかかる恐れもあり、時給や日給が上がるかもしれませんが生活費も併せてさらに上昇することも懸念されます。

 

お金をただ持っておくだけではなくて、その時代でもきちんとお金を稼げる(又は増やせる)能力も磨いておかないとその先の世渡りもなかなか厳しそうな感じですね。