当たり前の話ではありますが、今どきの若い人は終身雇用を期待していない人が8割を占めるそうです。
私が就職した頃も「この職場で30~40年もずっと居続けるなんて信じられない」と思っていましたので、最初から期待していませんでしたが、今やすっかり「長く同じ会社に居ればよい」という価値観ではなくなりました。
そんな若手の気持ちを慮ってか、初任給の引き上げを行う企業も増えているということで、いかに新人の気持ちを繋ぎとめることができるか?
しかし、先輩社員には初任給引き上げの恩恵は及ばないことがあるらしく、新人の方が給与が高いという話を聞くと、嫉妬してしまい面白くないというのはあるでしょう。
若手の希望を未来にもつなぐためには若年層の給与全体を引き上げる必要があるのですが、年功序列の文化が色濃い日本社会では若手の給与を上げる動きが遅々として進みません。
年功序列や終身雇用をやめるとしたら、給与も平準化しないとおかしいはずなのですが、そこは企業側もなかなか手が付けられないようですね。
若い人の収入は年齢を重ねても(過去のように)果たして上がっていけるのでしょうか?そこにどうしても疑問を感じてしまうものがあります。