正社員の年収の中央値 | Passのブログ (情報部屋)

Passのブログ (情報部屋)

不動産投資から株式投資、育児から家事まで、その他 国内・海外の見たこと感じたことをただつらつらと書き連ねるブログです

私の身の回りで働く正社員(20代)はだいたい月給が20万円(手取りで16万円)、賞与が年間3か月分、合計で年収300万円(税込)というパターンが多いようです。

 

30歳近くになると月給24万円(手取りで20万円)、賞与が年間3か月分にインセンティブがついて年収400万円届くか届かないか。正社員の年収の中央値は約350万円。中小企業だと年収400~500万円台で頭打ちかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30年前の私の時代でも20代は年収300万円未満でしたが、30歳の頃は年収500万円前後はありましたので、給与の伸び率が低いのが今の時代の若手サラリーマンの特徴です。40代なら600~700万円ぐらいはあって当然という気持ちでした。

 

90年代なら30代で年収500万円台では決して高年収とは言えませんでしたが、令和の時代ではそれだけもらえていると平均以上になるというのはやっぱり昔の日本を知っているだけにショックですね。

 

そのかわり、昔はテレビやパソコンなど大型家電は20~30万円もするのが当たり前でした。今では家電もパソコンも10万円で買えるし、中古でも数万円以下で買えてしまいます。

 

生鮮品や光熱水費は上昇していますが、生活必需品以外のものはかなり安くなってきたというのもまた事実ですね。

 

とはいえ住宅取得費用が猛烈に価格高騰していますので、やはり年収が据え置かれている割には生活コストが大きく上がっているもこれもまた事実です。

 

年収の満足値は年600~700万円ぐらいを境にあとはあどれだけもらっても大きく変わらないという説もありますが、年300~400万円だと家族を持って新しい家を買ってという生活をするには共働きでないと達成できません。

 

高卒や大卒時の新卒でどこに就職できるかというのはギャンブルの要素もありますから、本人の努力だけではこのご時世ではいかんともしがたい事情もあります。中流層がどんどん崩壊していくのは政治のせいなのか?自己責任なのか?運命なのか?

 

一歩でも進路を歩み間違えれば誰でも貧困に陥りやすい国(再起動が難しい国)、それが平成バブル崩壊後の日本の現状ですね。