全国都道府県別で「非正規社員率」の掲載されたランキングがありました。
非正規の割合が一番高いのは沖縄県で約43%。次いで京都・奈良・山梨・北海道・滋賀・大阪・鹿児島・埼玉・福岡・神奈川・千葉・群馬・兵庫・和歌山・三重・静岡・栃木・岐阜・茨城といった順。
下線部を引いた府県は関東・関西・中部の三大都市圏に組み込まれているエリアが多いのが特徴的です。その他にも福岡や北海道といった地方ブロックの中心地区でも軒並み高いということが分かります。
1~20位
21~47位
非正規社員率が少ないのは概ね地方が多いですが、その中に東京が40位に入ってくるところが興味深いです。東京はもっとも非正規社員率が高いのかと思っていましたがそうではありませんでした。
しかし、むしろ近隣県の方が非正規率が高いというのはある意味では納得です。東京のような物価が高騰する場所には非正規で暮らせる住居や賃貸物件が少ないということも恐らくあるのだろうと思います。
働く人の3割超から4割超がいまや非正規ということですから、このままでいけば半数以上の人が非正規になるのは時間の問題といった感じもします。
これから非正規の賃金を上げる方向につながるのか?格差は開いたままになるのか?正社員がどんどんと減り、パート・アルバイト・派遣などが過半数を占めるという世の中が間近だなという感じがしてしまいます。