株式会社マイナビの調査によると去年11月の日本全国の平均時給が過去最高だったことが分かったようです。
2020年に1110円だった国内の平均時給は2021年には1123円、2022年11月時点では1170円と数%ほど上昇したとのことで、コロナ禍明けの人手不足が深刻な様子が垣間見えますね。
総務省統計局の家計調査によれば、単身世帯の平均的な消費支出は2021年のデータで15万5046円となっているということで、ワーキングプアが手取り月15万円以下という話でしたから、時給1170円で8時間労働だと月収は単純計算で18万7200円です。
ここから税金や保険料の約2割を引くと手取り14万9760円。ギリギリ月15万円を下回っています。時給は最近はそれなりのペースで上がっているものの、まだまだワーキングプア状態は解消されていないことがよく分かりました。
(昨日の記事)
アルバイトも人が足りない業界を中心に時給がもう少し上がっていくと思われ、時給1250円ぐらいになれば日給1万円が見えてきます。もうあと100~200円の上昇余地があると思います。
地方でも1000円以上、東京や大阪の郊外で1150円以上、都心など繁忙な地域では1300円ぐらい時給にこの2~3年で到達できるかどうか見守っていきたいと思います。