うちの子が通う小学校にいる子どもたちの話です。
この春から小学1年生で毎日通い始めた我が子なのですが、それまでの幼稚園でのーびのーびとやんわり生活するのんびり園だったところから、急に文科省所管の厳格な規定が定まっている公立小学校に入学しました。
当然ながらそこには様々なカリキュラムがあり、何時から何時までに何を行うという時間割が設定されます。うちの子は自分にそぐわないルールを決められるのが大の苦手。だから小学校のような決まりごと多い雰囲気は大っ嫌い!
4月当初、わが子の登校の様子は以下のような感じでした↓
↑この頃はあわや登校拒否状態といっていい時期。学校に向かわせるのが非常に大変でした。
そして夏休み頃になってから↓
↑1学期は何とか学校に毎日登校して、しぶしぶながらも休まずに頑張って行きました。しかし、長い夏休みを経て2学期直前にはまた「行きたくない」を渋々と言い始めてきたのです。
ところが、です。ある日を境に「大革命」起きました!
2学期の9月中旬にクラスみんなで行く校外学習(屋内型ミニテーマパーク=デジタル遊園地)やスポーツ体験(ボーリング場)&レストランでの全員お昼ご飯があって、これらのプログラムが見事にハマりました!
クラスの全員で電車で出かけた校外学習(ほとんど遊びですけど)が子どもたちはよっぽど楽しかったみたいで、クラスのみんなが急に打ち解けてきたのです!
おかげでわが子の今は「学校が楽しい」、「学校に行きたい」と平気で言えるようになり、運動会の練習にも頑張ってみんなに一緒についていっています。「みんながいるから学校楽しい」に大変化したのです。
担任の先生もこれには驚いたようで、「これほど急激に態度が変わるケースも珍しい。よっぽど打ち解けたんですね!」と太鼓判。
要するに「心が安心で満たされた状態」になったということでしょう。
学校に慣れるまでは不安で仕方がなかった子ども達ですが、みんなで一緒に外(異空間)で楽しむことをして共同体験をした結果、子ども達みんなの心が一気に繋がりだし、不安が大きく解消され、全体的に安心感で満たされたということのようなのです。
「心が満たされる」ということがいかに大切かを身をもって知ることになりました。それ以降は学校の行事やカリキュラムにも積極的に取り組み、給食でも苦手なものに挑戦し、一つ一つハードルを乗り越えていっています。
まあ、クラスのみんなのおかげです。いいメンバーに恵まれて我が子も楽しくなってきて良かった!そして学校が終わって放課後ルームに行っても、優しい年上のお姉さんと出会うことができて、世話をしてもらったり、遊んでもらったりして打ち解けてきたようです。本当にありがたい限りです。
おかげで学校は毎日休まず(コロナにもかからず)。放課後ルームは週2~3回ほど午後から夕方まで、学校などほとんどずっと外で活動をしてますが、その生活はまったく苦にはなっていない模様。学校やルームでの学習や活動が非常に楽しいようです。「また行きたい」と日々口にするようになりました!
「一体感を感じて心が満たされる」
これはキーワードです。サラリーマンの世界でも同じことが言えるかもしれません。普段の仕事をしていて、職場の仲間たちと「一体感を感じて心が満たされる」経験をどれだけ実現できているでしょうか?
一体感が強まれば、みんなでいろいろなことに挑戦しようという機運も出てきます、これがうまく回り始めれば組織は強くなり成長をし続けます。逆にこれが無ければ組織は弱くなりほころび始めます。
大人でも子どもでも、構成員のモチベーションを上げることに大きな意味があるのは間違いありません。そのためにどのような取り組みをすれば組織がまとまり、一体感が生まれて、みんなの心が満たされて、どううまく成長していくのか?このことを改めて上の人は考える必要があるんだなと思いました。
子どもにできて、大人にはできないのはなぜだろう?(純朴さの不足?それともメンバーに不和が多いから?)