何かと配慮が足りない日本 | Passのブログ (情報部屋)

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日本という国を語る上で、一番考えなければならないのは、

「下の立場に置かれている人に対する上の立場からの配慮や思いやりが大いに不足していること」

これに尽きますよね。

経営者は体を張って働いている中堅若手や新人への配慮が足りないし、政治家や公務員であれば、黙ってコツコツ税金を払っている一般納税者への配慮が全く足りない。

正社員なら非正社員に対する配慮が足りないし、上司は後輩や部下に対する配慮が足りない。

専業主婦ならば、必死に働いて日銭を稼いでくる旦那さんへの配慮が足りないし、年金受給者であれば毎月高い負担にあえぐ若者世帯への配慮があまりに足りない。

マスコミならば、被害に遭って苦しんでいる人への配慮が全く足りないし、教育界であればイジメや差別に悩まされている生徒への配慮が非常に足りない。

既婚者は未婚者に対しての配慮が足りないし、子どもがいる世帯やいない世帯ならば、お互いの立場を尊重した生活のあれこれに関わる様々な配慮が足りない。

見て見ぬふりということもかなり多いし、特に既得権益を持った人はそれを持たない人に対しての配慮が本当に足りな過ぎるのです。

私も、再び世の中で働いてみて思うことは、とにかく配慮や思いやりが不足していて、心に余裕が少ないなということ。

ギスギスしているのは体感してしまいます。それが残念ながらよくない方向に向かうことが多いです。

皆、忙し過ぎるんでしょうけれども、生活上で配慮や思いやりが無くなるような社会になっていったら、その先に待っているのは殺伐とした人間関係と自分勝手な価値観だけになってしまいます。

昔はもう少し配慮があったように思いましたが、今は忙しいのは当たり前、ギチギチ&ネチネチやる時代なのかもしれません。

ただ、私にはお互いのクビを締めあっているようにも見えなくもないのですが。

人間は心に余裕が無くなるだけで、簡単にギスギスとした雰囲気が生まれてしまうのですから、今の時代はやはりそこを踏みとどまるような空気が出てきて欲しいものです。

早い話、結果を求め過ぎているんでしょうね。期待がいささか大きすぎるのです。

もう少し大らかに長期的な視野で余裕を持って話せる人が増えていかないと、お互いにクビを締め合いながら時代に振り回されて窒息したり、疲弊して倒れる人がどんどん増えていきそうです。

あんまり今の日本は良い空気ではないですよね。

政治とマスコミが悪い澱んだ空気を一番作り出しているのかもしれない。

そんな風にも思ったりしてしまいます。

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