今週のSPA!はズバリ「40代で年収200万円台の絶望」です。これはちょっと(かなり)衝撃的でショックになる記事です。家賃3万5千円、パチンコ1万円乙・・・。
平日に郊外で歩いていても、パチンコ屋が大混雑しているという事実を、大都会で昼間懸命に働いている方々はご存じであろうか?
SPA!(スパ!)2012年10月30日号 [2012.10.23]/扶桑社
¥380
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(以下引用)
○正社員でも40歳年収280万円の絶望(日刊SPA!)
http://nikkan-spa.jp/315875
10/23発売の週刊SPA!「40代年収200万円台時代の衝撃」特集では、40代・年収200万円台の人々を取材したところ、正社員で勤続年数が長い場合でも例外ではなかった。
自動車産業一筋20年の大沢修さんは、8年前から現在の工場で勤務。最初の数年は年収330万円前後だったが徐々にダウン。昨年は280万円とついに300万円を切ってしまった。
「今年も同じくらいです。社長には、『今は持ちこたえているが、5年後はわからない』と言われました。できれば別の仕事に転職したいけど、整備士以外の資格も技術も何も持っていないし……」
だが、肝心の車の整備もハイブリット車を整備できるスキルは持っていない。そのため、「同業他社への転職も難しい」と言う。
「10歳、8歳、2歳とまだ手のかかる子供が3人もいる。特に長男は『将来大学に行きたい』って言ってるけど、今の状況じゃ無理。私に似ないで頭のいい、自慢の息子なんだけどね」
あまりの困窮ぶりに現在末っ子の育児に専念中の大沢さんの奥さんも「来年からパートに出る」と宣言。だが、大沢さんがこの調子では大幅な改善は期待できない。
「妻の実家に援助を頼むつもりです。もともと折り合いが悪かったのですが、息子たちのことを可愛がってくれるので。子供をダシに使うのは心が痛みますけど」
援助を請うのもいいが、一家の大黒柱ならほかにもやることがあるはず。これでは家族も不安だ。
長引く不況、グローバル化とIT化のなかで、上場企業でもあっても年収200万円台――そんな40代が珍しくない時代が、すぐ近くにやってきている。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
大沢さんの家計簿