自分のご祖先の話を聞こう | Passのブログ (情報部屋)

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不動産投資から株式投資、育児から家事まで、その他 国内・海外の見たこと感じたことをただつらつらと書き連ねるブログです

自分の両親や祖父母、その兄弟の話を聞くと、自分のルーツがどんなタイプの人なのか、ある程度は知ることが多いと思いますよね。

私の父はごく普通の公務員、私の母はごく普通の専業主婦でした。典型的な昭和型スタイルですね。

ただし、祖父の代までさかのぼると、企業の経営者だったり、証券会社に勤めていたサラリーマンだったというような事実も分かってきました。

経営者であった祖父は、その激務が原因だったのか、短命だったようであり、脳溢血で倒れたという話も伝わっていますし、証券会社の祖父は、日本の敗戦後のハイパーインフレで退職金を相当すっ飛ばしてしまったらしく、その後の生活に大変に苦労し、やはり命を落とすような病で倒れてしまったということでした。(侘びしい話ですな・・・)

何とも、貴重な遺訓を残してくれているものだなあと思っています。

やはり企業経営者というのは、いつの時代にも苦労が絶えず、ストレスが重圧でもあり、証券会社で勤めていたお金に詳しいはずの祖父ですらも、戦後の混乱期で、お金のやりくりに困り、生活に大変な状況にあったということです。

両祖父と私は会えたことが残念ながら無いのですが、もし、どちらの祖父も、今も生きていてここで会えたならば、きっと私にこう言うでしょう。

「体を大切にしなさい、私みたいに早死にするぞ!」とか、
「経営者というのは人の生活も見てやるもの、世話できない奴はダメな奴だ」とか、
「退職金は有効に使いなさい、貯めとくと1日で価値が亡くなってしまうぞ・・・」

などと、厳しくも優しく諭してくれたに違いありません。

祖父の兄弟ぐらいまでさかのぼると、教師や絵描き師みたいな人も居たようで、中には女ったらしの破天荒なあんちゃんも居たようです。

もしかしたら自分の心のどこかには、そういった気質も隔世遺伝していたり、陰性ながらも心の内面で密かに自分が操られているのかもしれないなとも思います。(あまり真面目には生きていけないタイプのおじさん)

自分のやりたいことがよく分からないとか、自分の内面についてもっと知りたいと思う方は、ぜひ自分のルーツにあたる人々のエピソードを家族や親戚から聞いてみると、いろいろな性格が分かり、かなり面白いのかもしれません。

私も子どもの頃に、よく自分の母親からは「あなたのおじいさんはとても立派な人達だから、あなたもやればきっとちゃんとできる子なのよ!」だとか言って、意味不明な理屈を連ねては勉強をさせられてきましたが、残念なことに母が思う方向は違う方向に行ってしまったのかもしれませんw(母さん、ごめんなさいw)

過去のご祖先が歩んできた人生を聞かされると、未来の失敗体験が予期できるかもしれませんね。ちょうど今は世の中が荒れているご時世でもあり、破天荒なあんちゃんが、心にちょいとイタズラをして、「真面目に生きてるとロクなことが無いよ~」と諭してくれているのかもしれませんw

ちょうどお彼岸の時期ということもありますので、墓参りに行かれる際は、ぜひ、祖先との会話も心の奥底で想像しながら、日々の生活にも活かしていくと、悩み多きあなたの心にもご先祖からの天の声が現れるかもしれませんよw