子どもに美田を残したい? | Passのブログ (情報部屋)

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「子孫に美田を残さず・・・」(西郷隆盛)

日本人の「投資感覚」や「マネー教育」については、今の大人もほとんど学んでいないこともあるためか、最近では各方面からいろいろこのことに関する意見が出され、個人的にも興味深いものがあります。

一番ホットな話題としては、子どもに「いかに良い金銭感覚を身につけさせるか」というテーマで、小学生にも「お金」や「金銭管理」についてもっと教えるべきだという意見が多く、ちょっと考えさせられます。

子どもに性教育や避妊を教える時代ですから、マネー教育や借金を教えても決しておかしくないのかもしれません。(でも、ちょっと早いような気もします)

さて、それでは本題です。もし、自分が優良な不動産や優良な資産を保有している場合に、子どもに残してあげるべきか、残してあげないか?これは非常に深い問題をはらんでいると思います。

「全く美田を残さない」という西郷さんのご意見にはちょっと私も乗れず、最低限の敷地や古家ぐらいは残してあげてもよいのではないかという、そんな親の心情の方が私も理解できます。

しかし、本当に優良な資産や投資用不動産は、めちゃくちゃ相続税を上げてもいいのではないかとも考えてしまいます。やはり、どこかで格差を吸収するシステムが無いと、まずます格差が広がりかねません。

子ども本人が開拓して築く資産は、社会人としても非常に重要性が高いのですが、そもそも資産ゼロの状態から衰退期の日本で資産をきっちりと築くことは難易度がかなり上がっています。

今、日本で厳しい時代の中で成長する子ども達は、そんな大人たちのうろたえる姿を見て、どんな行動を起こしていくのでしょう。もし、年金が不足し、ハイパーインフレが進めば、逆に親が子どもに養ってもらう時代もまた復活しそうです。「子の心、親は知らず」なんていう時代が来るなんて、多分あるかもしれません。