カナダの国境をアメリカサイドから車で超えるのは、まったくごく簡単だった。オレたちの前に4〜5台のクルマきり止まってなかった。
3ー4つの検問というのがあって、中年のグラマーで明るい感じで両腕にタツーをしっかり彫った元気のいい女係官が、金5000ドル以上持ってないか、酒持ってるか、ドラッグ、銃は持ってないか?などごく簡単な質問をして、すぐにとうしてくれた。銃を持ってカナダにアメリカから猟にくるハンターが多いのだろう。ライフル銃やショットガンは、許可を取れば持ち込めるが、拳銃はだめだろう。
カナダには日本からハンターを案内して、ブラックベアー、クーガー(ピューマ)猟に何度も過去に連れてきた。
カナデアン ロッキーはダイナミックで美しい。夏でも山の上の方は残雪があり、天気も良かったせいもあったのか、青空で息をのむような風景が次々と現れ来る。ビュ〜テフル キャナデアン ロッキー マウンテン。来るまでは大した事はないと思っていたが、ここは人生一度は来てみる価値があるカナダの絶景だろう。
ウイーピング フオール (高い断崖絶壁の上からゆらゆらと細い滝が優雅に流れ落ちている)
昨日泊まったRVパークはすぐ近くにフリーウエイが走り、その向こうが鉄道の線路があり、夜中の1時ころまで車と電車が行ったりきたりして、うるさくて眠れなかった。どうりでこのRVキャンプには、オレ達の他に車が1台もなかった。おまけに蚊がブンブンとうるさかった。
そこから朝出発したのだが、車にはまだガソリンが半分入っていたので15ギャロン(満タンで33ギャロン以上はいる)。次のガスステーションまで楽に持つだろうと簡単に考えていた。アメリカならまったく問題ないのだが、しかし考えが甘かった。
ロッキーマウンテンに向かっていくカントリー ロードの美しい山並みや森林地帯を走って行くうちにガソリンが底をついてきた。
ヤバイ。相棒がガソリンスタンドのある町までチェックすると半分も行けないではないか。
ロード サービスを呼んでもらった。このフリーウエイの端に建つ簡易トイレの前で仕事をしていた男に聞いて彼がロードサービスを呼んでくれた。今回の旅であったカナダ人はみんな親切だった。待つことおよそ1時間半、デカい事故車を運ぶトラックにガソリンを20リットル缶に入れて持ってきてくれた。ロードサービスチャージが約110キロ遠くから運んできてくれたりので、合計なんだかんだと$350ドルチャージされた。
途中にガソリンスタンドがあったらしいが、道路沿いの小さな看板らしく分からなかった。しかしまだトラックに数ギャロン残っていたし、給油してもらってから次の町にあるガソリンスタンドまで約120キロと言われた、その間なにもない。ちなみにアメリカはギャロン単位だがカナダは日本と同じでリッターで売っている。距離もアメリカはマイル、カナダはキロで、これも日本と同じだった。
上の値段はガソリンの1リッターの値段、アメリカでも広いから値段は場所によっても違うから、このサンフランシスコ周辺では約1ガロン5ドルから5ドル50セント、これをカナダの値段とすると1ガロン8ドル近くになるから、カナダはアメリカより値段がずっと高い。トラックを満タンにするとカナダでは毎日平均200ドルガソリン代がかかった事になった。
とにかく、延々と続くロッキーマウンテンの景色はビユ〜テイフル、ここへ来るまでロッキーという言葉がピンとこなかったが、本当に来てみると巨大な山々が全てが岩石で覆われている。低地は森林、そびえ立つ岩肌はロックと雪に覆われて見事の風景だ。
なんと、小さいが氷河があるではないか。こういうのはアラスカまで行かなくては見られないものかと思ったが、なんと、ここカナダのロッキーマウンテンにはあるのではないか、なかなかのものです。
そんな事で、ロッキー マウンテンのブログの1部が終わりますが、次にパート2を送りますす。