そして ポイント バローへ、砂洲をでかい4躯がヨタヨタと走る。 | gozira hunterのブログ

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よくこの土地について勉強しなかったので、わかんなかったが、いつもの事ながら自分のノーテンキさに時々呆れてしまう。若い頃から行動を先にしてしまい、現地に着いてから、自分で考えていたのより、だいぶ違うな〜、、、なんて事がけっこうあった。

 

 

ここもバローの小さな町から、更にその先端 ポイント バローは、低い山が連なる半島にように考えていたが、まったく違った。

 

 

 

バローの町からポイント バロー行きのツアーがあり、この日8人の観光客を上の写真のデカい四駆車が迎えに来た。

なんと、砂洲が延々と続く平らな砂の上にできた狭い道をタイヤを砂に取られながら、時々ヨタヨタしながら、海岸線に沿って地球のテッペンへむかった。

 

ガイド兼ドライバーが時々車を止めて、双眼鏡を出して海岸線をチェックしている、この辺りは白熊が時々出てくるので、運が良ければ間近に白熊が見られる。このグループの1人が双眼鏡を持っていて、彼は白熊を見たと後で言っていた。

 

 

 

 

ポイント バローは、まったく何もなく、砂浜に海と空だけが広がっているだけだ、そしてフレッシュな感じの冷たい風が全身を包こんだ。

 

 

 

ポイント バローに着きました。何もありません。

 

 

 

 

今回の参加者はオレたち2人の他は全部アメリカ人だった。左の大柄のサングラスの男が現地のエスキモーガイドだ。昔の映画でエスキモーが鯨やオットセイなどのハンテング シーンを見てると、小柄で細い人達だったが、現代は時代が変わったのか、バローの町中では、けっこうみんな体格がよく、この半世紀で食事や生活環境がガラリと変わったのだろう、男も女もけっこう体格が良かった。

 

 

 

 

 

今回このポイント バローに来る目的は、このブログの2つ前のにアラスカへ行く目的を説明しておいたが、アメリカに来てからこっちのカレッジ以来の友達、ジャック オグレスビーと長年、本当に長年計画していたトラック キャンパーでのアラスカ行きが、彼の突然の死から、中止になり早10年近い歳月が流れ去った。

 

 

 

そしてついに、計画していたその日が来たので、彼ジャックのワイフからもらった小さな彼の遺灰の入った壺を長年自分の家の棚に置いていたが、その壺と2人でよく行っていたバハ メキシコの民族楽器鳥笛とお線香をポイント バローまで持ってきた。

 

 

ジャック ついに来たぞ、お前と若い頃から計画していた、ポイント バローについに来たぞ〜と言いながら彼の遺灰の入った小さな骨壷を開けて海に向けた。冷たい風がビュ〜〜と吹き一気にジャックの遺灰がポイント バローの海岸に玉虫色に見える黒っぽい灰が一瞬にして海と空に消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

骨壷とメキシコで買った民族鳥笛と風で火がつかなかった線香を、ポイント バローの海岸の砂浜に埋めた。

 

泣きたい気持ちをぐっと堪えて、なんせ他の一緒に来た観光客達が何をやってるんだ、という顔で見ているので、ガイドだけにはこのストーリーを伝えておいた。彼は真剣な顔つきをして頷いていた。

 

 

 

これで、今回の目標は達成された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、この辺りは、24時間太陽が沈まなかった。