ウイルス性肝炎の患者団体代表らが10日、首相官邸で鳩山由紀夫首相と初めて面談し、肝炎対策基本法の早期制定を求めた。鳩山首相は「臨時国会で成立させるよう全力を尽くす」と改めて表明し、「長い時間がかかったことに対し、おわびする」と患者側に謝罪した。要望したのは▽薬害C型肝炎訴訟原告団▽B型肝炎訴訟原告団▽日本肝臓病患者団体協議会--の約60人。
薬害肝炎訴訟原告団の山口美智子代表(53)は「基本法の裏付けとして(治療費助成などの)予算措置も実施してほしい」と要望。鳩山首相は「最善の努力をしたい」と述べた。