全日空、1500億円規模の公募増資へ全日本空輸は30日、1500億円規模の公募増資を実施する方針を固めた。 1日にも臨時取締役会を開いて決定する。世界的な景気低迷で需要が落ち込んでいることや、今後の国際的な業界再編に備え、財務基盤を強化する構えだ。 全日空が公募増資に踏み切るのは、2006年3月以来、約3年半ぶりだ。全日空の09年3月期連結決算は、税引き後利益が42億円の赤字に転落した。税引き後赤字は03年3月期以来、6期ぶり。この先も新型インフルエンザの影響などで航空需要の急回復は見込みにくいと判断した。