花粉症だから憂鬱な時期である。雨の日は症状が和らぐので降るとほっとする。だから毎日雨でもいいが29日のバスツアーは晴れてくれと祈った。今月の五十三次ウォークは雨。岡崎城での昼食時に皆と別れ、南足柄にて行われる鶴瓶の落語を聴くため先に帰った。日程がウォークと重なり、券が無駄になるのも仕方ないと思っていたが彼の生公演を見る機会はめったにないと思い、無理して間に合わせた。サービス精神旺盛の舞台に大爆笑。ゲストの柳家三三が「妾馬」。これも50分の熱演で、師匠小三治と肩を並べる大名人になることを予想させる芸を堪能。毎年「あしがら寄席」を楽しんできたが、財政上の事情で文化会館が閉鎖されるのでこれが最後かと思うと寂しい。映画は「インビクタス」を見た。マンデラ大統領が出演しているのかと錯覚するような自然な演技にびっくり。ようやく「ミリオンダラーベビー」に出ていた老ボクサー役の俳優だったことに気付く。自主上映会の「いのちの山河」も見たがこれは渋谷でも見たので2度目。いい映画だ。このシリーズのⅠも見たい。

25日には十六夜会の仲間とギャラリー新九郎にて「スケッチウォーク展」を鑑賞。いつもながらメンバーの熱心さに感服。その後の会食が楽しかった。29日のゆかりの会は天候に恵まれ、ほっとした。法多山の桜はまだ木が若く満開といえど期待はずれだった。帰路の降雪渋滞は想定外。でもそのおかげで八重ちゃんの提灯踊りが見られた。歌がうまいバスガイドはいくらでもいるが、車内で踊るバスガイドは初めてである。雪がやむと月が出て、1日で《雪月花》を楽しんだ。家に籠る日が多かったのに読書ができなかったのを反省する。元凶はTV だ。来月は本を読もう。それには文庫本を持って旅に出るしかない。(克)

今日は日曜日の2月尽。伯母の法事に行き、寺で読経を聞きながら1ヶ月を振り返った。今月は飲み会が多かった。7回のうち、5回が定例、その他が2回。いずれも楽しかったが胃袋も財布も悲鳴を上げている。今月、特筆すべきは、五十三次ウォークの前日、渥美半島の田原市博物館を訪れ、念願の渡辺崋山の作品と彼に関する展示品を観たこと。彼の境遇が同時代に生きた尊徳と共通点が多く、広範な人脈について興味を覚え、いろいろ資料を拾い読みし、1編のエッセイを書いた。昨日は伊勢原で映画「鶴彬-こころの軌跡」を観た。制作費をかけずに作られた小品だ。観るのは2回目だが、歴史の表舞台に表われない不遇の主人公・川柳作家に改めて共鳴。映画は他に「オーシャンズ」「アバター」を鑑賞。映像文化はどこまで進展するのか。空恐ろしい思い。それから国立新美術館でルノワール展に出掛けた。9割が女性で込んでいた。この画家が女性に人気があるのはわかるが、この人たちのご亭主は今頃会社で業績低迷に四苦八苦しているか、炬燵でテレビを見ているのかなどつまらない想像をめぐらした。目黒庭園美術館「マッキオーリ展」にも足を延ばしたが、こちらも同じ。この日は65歳以上無料でラッキー。町田の古書店で八木義徳の探していた小説を見つけた。定価320円の古い文庫本が1000円。読みたい本が溜まるばかり。五輪も終わったので来月は少し落ち着いて本を読もう。(克)

今年の3冊めは「ダブル・ファンタジー」村上由佳 を読んだ。NHKラジオ 平日午前中にラジオビタミンと言う番組があり、よく聴きながらPCに向かっている。昨年、秋だったと思うが、ゲストとして村上由佳が登場した。この著が09年、柴田錬三郎賞、島清恋愛文学賞、中央公論文芸賞を受賞したと紹介されていた。さっそく図書館に借り出しに行くと、貸出中だった。その後も貸出中で館員に聞くと、2冊あるが20人ぐらい待っているとのことだった。ようやく今年手に入れ読んだ。まず初めから男女のからみや、女性の自慰描写などがあり、久しぶりに官能小説かと興味津々、読み進むと、SEXの話は頻繁にでてくるがそうでもない。お読みになった会員の方もいると思いますが、私には面白く、人生の示唆にさえ富んでいるようにも思えた。読後感としては爽快だったあえて言いたい。作者の著書をもう少し読みたく、本屋に行くと「遥かなる水の音」があり、同じ場所に、「利休にたずねよ」山本兼一が積んである。松風の家を今年、読んだ関連として、一緒に購入した。当面、読む本には困らない。立春ーだぼはぜー