γ-GTPの数値が高くて、とうとうドクターストップがかかってしまった。採血してからも飲んでいたし、医者から言われた日も職場のOBと痛飲した。高校の同級生との定例の飲み会も続き、最悪だ。医者には禁酒とともに運動、特に歩くことを薦められているが、こちらは誘われれば参加するよう、出来るだけ努力している。今月は五十三次ウォーク、弘法山ハイク、志賀高原散策を楽しんだ。五十三次では昼食に”あつた蓬莱軒”のひつまぶしを楽しみにしていたが時間の都合で断念したのが悔しい。その代わり愛知県美術館で小川芋銭の展覧会を観ることが出来たのは収穫だった。弘法山は、鶴巻温泉の陣屋での食事が楽しかった。行く前に升田幸三物語の陣屋事件のところを読み返した。志賀高原は例年、新緑の時期に行う一泊でのハイキング。帰路に寄った松代で歴史散歩を楽しんだ。松代大本営にも入った。シルバー大学の卒業記念で訪れたのを思い出した。

透谷が亡くなった16日に高長寺の透谷祭に出席し、翌週の江刺昭子氏の講演会も聴講した。高長寺は盛会だったが、講演会は少し低調で残念に思った。内容はよかった。先月、歌舞伎座の歌舞伎を観ることが出来なくて悔しかったが、国立劇場で前進座の嵐芳三郎襲名披露公演「切られお富」を楽しんだ。地味なこの劇団をこれからも応援したい。

友人が経営する会社の慰安旅行に誘われ、初めてハトバスに乗った。東京の人気観光スポットを巡るコースで結構楽しんだ。夜は中華街で食事ということだったが、γ-GTPの数値が目の前にちらついてひと足先に帰えらさせて頂いた。(克)

 天候が不順であっても、桜は確実に祭の日に合わせて咲くもんだ。春休みの花見で賑わう岡崎城址を歩きながらそう思った。風が冷たくて夜桜見物はあきらめ、食事を済ますと早々にホテルに戻った。

 桜便りに誘われて山北にも行ってみた。こちらもかなりの人出であった。

 年間来場者が40万人と聞き、何年ぶりかで小田原城の天守閣にも登ってみた。

 これは鯱の原型が、二宮神社の負薪読書像と同じ慶寺丹長の作品と何かで読んだ記憶を確かめたかったため。

 突然の井上ひさし氏の訃報は衝撃だった。彼の作品の舞台をいくつも観たつもりだが、実際はごく一部に過ぎない。観るたびにその才能の豊かさに驚嘆してきた。

 講演も2回聴いた。昨年、肺がんで休筆すると聞いたので心配していたのだが。

 多田富雄氏も残念だ。不自由な身体でキーボードをたたき、世の中の不条理を告発する姿勢には共鳴を覚えていたのだが。

 ”だぼはぜ”氏は早期退院でき、一九悠会総会で元気な姿にあえてよかった。

 松田で、75歳で2度目のエベレスト登頂を成し遂げた三浦雄一郎氏の講演会を聞いた。80歳までに再挑戦をするという。今月は健康について考えさせられた。

 永年親しくしていた水産会社が、取引先旅館への売り上げ減退により、月末で廃業することにしたと聞き、景況低迷の深刻さを身近に感じた。処分する在庫の中に鯔の卵があると聞き、本多さんに送り、からすみを作ってもらう。

 いよいよGW。第一生命が株式上場となり、契約者に保険の配当金が支払われたので、少し優雅な連休になりそう。(克)


3月17日 起床して立ち上がるときに、脚がガクガクした。おかしいなと思いながら髭を剃った。テーブルで朝食のパンをトーストした。家内は午前中は出かけることになっていた。半分ぐらい食べて

「もう食べたくない、体調がおかしいけど行っていいから」

「おかしいって、どうおかしいの」

「ぐらぐらするんだ」と2階の自分部屋に上がろうとしたが、うまく上がれない。それを見ていた家内が

「病院に行きましょう、今日の予定を断るから、タクシー呼ぶわよ」

タクシーに乗り、大磯東海大に着くと自分で降りれない。運転手が病院のクルマ椅子を持ってきてくれ、立てない私をクルマ椅子に乗せてくれた。

神経内科の前には待っている患者が多く、記憶では9:30頃だったと思う。10:00になった。家内が受付で何かしゃべっている。だいぶ

待たなければならないようだ。

10時半近く、事情を理解してくれたようで、採血、CT、MRI検査を受けてから診察するとのこと。採血は何とかすませたが、CTを撮るところで立てないので、背中を支えてもらいながら撮った。MRIは台の上に、上むきに寝て撮るのだが、台に上がれない。指定の服をつけるのだが、着れない。緊急なので下着でいいからと上げてもらう。一通り検査が終わり、診察が始まったのは午後1時だった。

診断は脳梗塞とのこと。入院しなくてはならない。この頃になると右手もうまく動かないし、言語も失語状態。空きベッドが見つからず、個室(15000円)ならあるとのこと、しょうがないそれでOK。大部屋が空いたら移動

させてくださいと家内が依頼している。入室したのは午後3時だった。それからすぐに点滴が始まった。昼食を食べていないので腹がすくはずなのにすかない。まず看護師さんにお願いしたのが、小水だった。尿瓶で採ってもらう。

窓からは湘南平が見える。夕食になるが、右手が使えず左手にフォークで食べる。

それにしても家内はたいしたもんだ。朝あの時間で入院の用意をし、パジャマや洗面道具などそろえたのだから。

家内に感謝!感謝!

明朝には良くなってみせると就寝。

続く