先日、某工事会社の現場所長から聞いた、大規模修繕工事の設計監理会社(コンサルタント会社)による、工事会社へのあまりにもひどいリベート、バックマージン、キックバック要求の実態。
まず、得意の「資本金1億円以上、年商30億円以上」などの見積り参加条件をつけて公募するものの、業界でリベートが厳しい有名なT設計事務所がコンサルタントとなる公募情報で、裏の裏まで知っている工事会社さんたちは「出来レース」であることを承知で見積参加をしてきません。
そこで、T設計事務所からいつもの談合5社が呼ばれて「今回の工事はA工事会社さんが受注する順番だから、A工事会社さんはいつもの通り10%のリベートで」と工事受注の順番が回ってきたA工事会社は、自分の利益に更にリベートの10%を計上して見積書を作ると、当て馬にされた他の4社はA社の金額を上回る見積を、いつもの通り作成し管理組合に提出すると、T設計事務所は管理組合に対して5社の比較表を作り、理事会で検討し3社にしぼり、その3社でヒアリングの結果、T設計事務所の計画通りA工事会社がチャンピオンとなり、工事発注が管理組合の総会で可決承認されます。
ここからが問題です。このT設計事務所はA工事会社に対して、下請けの足場工事はB足場に、塗装工事はC塗装、防水工事はD防水、シーリング工事はEシーリングでと、専門工事会社はT設計事務所の息のかかった工事会社特命として、A工事会社に指定し、その専門工事会社からも数%のリベートをT設計事務所は受け取るだけでなく、仕様書にメーカーや材料を指定し、そのメーカーからもリベートと、すべての階層でリベートを取っているのでした。
そして、工事体制が整い、管理組合と工事請負契約書が締結され、管理組合からA工事会社に着手金が支払われた段階で、T設計事務所からはA工事会社に対して工事費全体の10%相当分であるリベートの請求書が届き、即座に支払わなければなりません。
これは、T設計事務所と強いパイプのある某工事会社の現場所長が言っていたことで、信じてもらえませんが、本当の話なんです。こんな話まだまだあります。
つづく。