管理会社は管理組合をランク付けしている。 | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

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破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

実は管理会社は、管理組合をランク付けしています。

もちろん、管理会社社内で「Aランクの管理組合はこことここ、あそこはB、あのひどい管理組合はCランクね」なんて言葉が交わされているわけではありません。

Aランクの管理組合とは、モチベーションが高い管理組合です。理事が輪番制で交代しても、たとえば諮問委員会とか、専門委員会とか、ワーキンググループとかがあって、一定レベルが維持できる仕組みができています。

仕組みはできていないけれど、比較的熱心に取り組んでいる人が2~3人いる管理組合がBランク。役員の意識の低い、管理会社の言うことを聞くだけの、受身の管理組合はCランクにランク付けされてしまいます。

テキパキと仕事をこなす“Aランク”の担当者は“Aランク”の管理組合を担当します。“Cランク”の管理組合には、お願いしてもさっぱり何もやってくれない、ちょっと頼りないなぁ、と不安になるような“Cランク”の担当者がきてしまう。

「ひどいなぁ」と思ってしまうかもしれませんが、これは管理会社にとってはやむをえないことでもあります。私が管理会社の経営者でも、Aランクはエースクラスの優秀な人間を担当させます。

Bランクには多少気の利いた担当者やベテラン、Cランクには新人社員やボンクレを担当させます。

大人しくて、なんでも言うことを聞いてくれるというのは、逆に言うと、いくらいい提案してものれんに腕押し、何にも決まらないということです。

こんな管理組合に優秀な人間を張り付かせるのは、経営資源の無駄遣いですからね。

“Cランク”の管理組合といっても、住んでいる人の能力が低いわけではありません。

もちろん、優秀な方も大勢います。でも、管理組合の役員になるということは、ボランティアをすることです。

たとえば300世帯ならその300分の1の区分所有のために、300分の299のボランティアをするわけです。なかなか力が入りません。

そのため意識の低いボランティアが集まった大人しい感じの管理組合になってしまいます。

みなさんも、ご自身の所有しているマンション管理組合の「ランク」を考えてみてはいかがでしょうか?