mission06 山岳戦 | TASK FORTH 8492

TASK FORTH 8492

地球を守るためにEDFは熱を上げて小説を書く!

でも、空軍は閣下の指揮でもハニィと呼ばれても大人のお姉さんに癒されても五回目で負ける…


5月18日 10:22 本部



~真二視点~


俺と結城は司令官に呼び出されてた。呼び出されたのは恐らく作戦の伝達だろう。


「敵の空母が山岳部に接近して居る。市街地での戦闘を避ける為、今直ぐ出撃してそこで撃墜して貰いたい。」

「目標は敵の空母か。良し!爆破し甲斐があるな!」

「引き受けてくれるか!?では早速出撃だ!」




11:24 山岳部



俺達は輸送ヘリに乗って山岳部まで来た。

今回の出撃は俺がリーダーになって結城と晴斗を指揮する形になるんだ。


「はぁ…」


晴斗の奴が何か溜め息を吐いてやがる。


「どうしたんだ?」

「開発部の連中からSNR-Xを貰い受けてしまった。」


そう言えば、開発部の武器はテスト射撃も何もせずそのまま隊員に作りたてを渡すって聞いたが…


「まぁ、ちょっくら戦闘データ集めとして使用させて貰うか…(生憎、開発部の殆どが砲台の調査で忙しいからな…)」

「けど…俺も空母撃墜したいぜ…」

「空母は二機居る。一機はお前の派手な爆発で落とせば良い。」


空母は既に多大な数の巨大生物を投下している。


「空から子供が産み落とされてるから空母か。」

「真二、お前上手い事言うなぁ?」


こうして俺達の作戦が開始された。

俺は近くの巨大生物をHG-01を何個か投げ飛ばして時間が経過したと同時に爆発して敵は吹き飛んだ。


攻撃された事に気付いたのか、巨大生物が群れを成してこちらへと攻めて来る。


「結城!行くぞ!」


俺は結城に呼び掛けて巨大生物を迎撃した。





真二は懐からある物を取り出して上に目掛けて投げつけた。投げられた物は各場所に散らばり彼の周囲で小さく爆発。巨大生物は小さな爆発を何個か喰らい死滅した。

彼が投げ散らばしたのはかんしゃく玉と言う変わった兵器。名前から見て役立たずの兵器と思ったら大間違いの兵器だ。


「まだまだここからだ!結城!」

「良し!」


和也は何処からかGランチャーUM-2Aを構えて群れに向けて発砲した。

射出口から放たれた爆弾は至る所に飛んで行き、至所で爆発を起こして、至る所で巨大生物の群れは吹

き飛んだ。


彼等による派手な爆破により巨大生物の群れは成す術もなく吹き飛んで行った。


「おっと、こっちの爆発も喰らって立ち去ってくれよ!」


真二は自身の腕に巻いている包帯を振り回した。その振り回されている包帯は巨大生物と接触。



ババァンババァン…


包帯に触れたと同時に爆発が起こり、巨大生物は吹き飛んだ。

辺りには煙が立ち込められ、巨大生物の視界は煙しか映らなくなる。本能のまま標的を酸で攻撃を仕掛けるが、奴等から見れば二人は何処に居るのか解らない状況だ。



ダダダダ…


さらに銃声音が響き巨大生物は機銃掃射により撃ち殺された。

銃撃を行ったのは結城であり、AS-18Rで一帯の巨大生物を掃討した。


「良し。このやり方は良い方法だ!」





一方晴斗は安全な場所で一機の空母に狙いを定めていた。

彼の手には開発部から授かったSNR-Xのスコープを除き込み引き金を引いた。

放たれた弾薬は空母の装甲に着弾した。


もう一度引き金を引いて弾を空母に当てた。さらにもう一発。


「こいつ、もう虫の息か?」


三発当てられた空母は黒煙を装甲の隙間から放出していた。晴斗は留めとしてもう一回引き金を引いた。

空母はSNR-Xの弾丸を当てられてその場で停止。炎を噴き上げて地上へと墜落。


地上に接触して大爆発を起こす。運悪く空母の下に居た巨大生物は下敷きになり、周囲の巨大生物は爆発により遠くまで吹き飛んで行った。


「こいつの威力は良いな。こいつは採用になるんじゃね?」


だが、この兵器の精度は最悪で威力は良いものの銃口はぐにゃりと少しながらねじ曲がっている。

今回に至っては的が大きかった為空母を簡単に落とす事ができた。


「開発部の連中も良い武器を作るな。」


晴斗は納得して微笑んだ。

こうして晴斗は武器の性能に気付かず、今回の戦闘データを開発部へ提出する形になってしまったのだ。


「さて、性能も解った事だし、真二たちの援護に…って、何だぁ!?」


晴斗は振り向いた方向へ目をやると驚いてしまった。

至か所で大爆発が起こり巨大生物の群れは大きく吹き飛んで行く。


その光景を見てこう呟く。


「汚い花火だなぁ…」


すると、和也が息を上げながら晴斗の方まで走って来た。


「あいつ…あいつ無茶苦茶過ぎるぞ!」


和也は真二との共闘が耐えられずそこから逃げ出して来たのだ。





真二は今も手榴弾とグレネードランチャー、包帯に潜んでいる爆薬により巨大生物は吹き飛んで行く。


ある場所で爆発が起こり、また別の場所で爆発が起こった。


彼の戦い方は、その場にC24投擲爆弾を投げ落として起爆。

さらに包帯を振り撒いて、中にはHG-1が巻かれて包帯からの動作により遠くまで飛ぶ。

この手榴弾は時間経過で爆発する手榴弾であり、彼は爆発するまでの時間を有効に使い、近距離の敵には包帯を振るう力を弱め、遠距離の敵には力を強める。彼の振るう強さにより飛来する手榴弾の速度が大きく変わる。それにより巨大生物の群れは壊滅状態にまで追い込まれた。





気が付けば、山岳部一帯はクレーターだらけで自然に満ちた緑色の一部は焦げた黒へと豹変していた。

巨大生物の群れは少なく、空母は投下したくてもできない状況に陥っていた。


「良し!これでフィニッシュを掛けてやろう!」


真二は持っていたC24投擲爆弾を一個空母に投げた。


「…あれ?」


真二は陽気な表情から間の抜けた表情に変わった。









彼が投げたC24投擲爆弾は空母まで届いてなかった。


「おりゃあ!」


真二は包帯の力を利用して爆弾を投げたが、それでも届かなかった。


「・・・・・」


その後も彼は爆弾を投げ続けたが、一つも当たる事が無かった。








「どうしてだよ~~~~~~~~ぉぉ」


…っと、叫び声を上げて落ち込んでしまった。





一方晴斗は空母に狙いを定めていた。


「あの野郎空母落とすとか言いながら落とせてねぇじゃねぇか。」

「真二の奴…あいつさり気なく自然を破壊してるぞ?」


そして和也はある事を口にする。


「EDFの方針の一つ。課題であった地球環境との共存を、アイツは意図も簡単に崩している。」


EDFは嘗て、課題であった地球環境との共存に成功していた。

これはEDFが望んだ方針だったのだが、真二は何事もなくただ破壊を繰り返していた。


こうして空母は晴斗による狙撃により機関を停止。地上へ墜落して爆発をした。


すると空母の爆発の後、周囲の箇所から複数の爆発が発生した。そこには真二が投げ散らかした爆弾が散らかっていて、空母の爆発により誘爆したのだ。


「真二の奴大丈夫か?」


晴斗心配そうに眺めていた。


「大丈夫だ。隊長から聞いた話によるとC70爆弾喰らっても死なない体を持ってるから。」


晴斗は結城の説明を聞いてドン引きした。






13:10 本部



こうして、山岳部での作戦を終えて二人は帰って来た。真二は放っておけばどうせ帰って来るだろうと皆は思っていた。


「あれ…本当に良いんですか?」


和也が流星に真二について質問していた。


「放っておけ。いずれ帰って来る。」


…っと、簡単に答えを出したのだ。






~晴斗視点~


SNR-Xを開発部に返して来た俺は再び彼女、雑賀霧香に会いに行った。彼女の事は今も心配している。


「あっ、晴斗さん!」


彼女は俺に気付いたのか、俺の所まで掛け付けて来た。

俺達は会話をし始めた。彼女は俺に笑顔で声を掛けて来た。





表情は明るいが、それは偽りの笑顔。本当は悲しんでいる。


それでも、彼女は俺に笑顔を見せてくれた。




それが悲しくて仕方なかった。俺は彼女のその表情が、正直見たくなかった。





「あの…」


先ほどまでの明るい表情とは一変して、彼女の表情は真剣になった。


「先ほど…EDFの偉い人が避難所に来て…」


偉い人…彼女は避難所に司令官が来た事を教えてくれた。


「EDFに入隊する人を募集しているらしいです。」


俺は、近々EDFが募集を掛けるだろうと言う噂を聞いた事がある。

確かに、EDFはインベーダーによる攻撃を受けて壊滅的被害を受けている。

その中で最も必要とされる人材が不足している。


やはりEDFは、民間人に募集を掛けているだろう。


彼女に目をやると真剣な眼差しを向けていた。


「霧香…まさか…」


彼女は一度目蓋を閉じて、先ほどよりも真剣な眼差しを向けて、





「私、EDFに入隊します!」


彼女は俺に、EDFに入隊する事を告白して来た。


「…駄目だ。」


俺の答えは勿論反対だ。彼女に武器を持たせるなど断固反対だ。





「そんな…どうしてですか…?」


霧香は震えながら俺に問い出して来た。


「お前が家族の仇を取ろうとしているのは入ると言った時点で言わなくても解った。けど、俺は断じてお前の入隊は反対する。お前がEDFに入れば何時死ぬか解らないんだ。」

「それでも私「それにだ!」


俺は彼女が発言する直前に遮った。


「お前は母親と妹を探してる筈だろ!?」


俺はあくまで本当の事を言った。別に彼女が女だからではない。

今の言葉を聞いた彼女は言葉を失った。


「でも…でも私は…」

「家族の仇を取ろうとしてる気持ちは解る。だが良く考えろ。戦場に赴いて死んだら今度は生き別れた家族がお前の仇を取ろうとして戦場に赴くことになる。」

「私は…」

「…っ!」


俺は言い過ぎていた事に気付いた。


霧香の方に目をやると表情は曇り、涙を流していた。


「それでも私は…私は父と義母の仇を取りたいんです…」


彼女は涙ながら訴えて来た。


けど…俺は…どうしても彼女に武器を持たせる訳には行かなかった。




俺は彼女に声を掛ける事が出来ぬまま、俺は避難所から立ち去ってしまった。




to be countinued




次回 戦機上陸 皆のアイドル(?)参上♪