まずは20日の林美智子さんたちの回から…、
最初の登場はフィオレッロの晴さん!
晴さんは、大山さんのみなとみらいの蝶々夫人でゴローをされて、あとはおととしの「こうもり」の時もそうだったと覚えているのですが、ホールでよく言葉が聞こえてくる所が好きです。
今回も日本語の子音みたいな部分がとってもはっきり届いて、出だしから気持ちよかったです。
そうでした、ついこの前は望月さんの夜叉ヶ池でも!お爺さんと蟹五郎!
お芝居も上手、なんて私が言ったら失礼なのでしょうが、フィオレッロの後のアンプロージョも味があって、とっても面白かったです。
それから、伯爵の鈴木准さん。
鈴木准さんは、私は麻季さんの北とぴあの「思いがけない巡り会い、またはメッカの巡礼」というオペラ(2009年)で初めて聴いたのですが(関係ないですが、オペラの題名って面白いです。セビリャの理髪師も昔は「アルマヴィーヴァ、または無益な用心」って「または」が…。またはの日本語が面白いのかしら…スミマセン)、
やっぱり王子様の役で、テノールの王子様の王道!って勝手に思いました。
もちろん今回も!
ちなみに、そのグルックのオペラで大山さんがストーリーとあんまり(全然?)関係ない変な(笑)絵描きの役をされて、それが、大山さんを聴いた初めてだったのですが、私はその時の歌を聴いて、オペラって、歌って面白いのだなーって感動したのを覚えています…。大山さんの絵描きが歌で色んな絵を表わしてくれて、言葉のある音楽って面白い、グルックっの音楽って面白い、って新発見しました。
この一曲で、大山大輔さんのお名前は印象的に覚えてしまって、おととしの「こうもり」も迷ったのですが…、
そしてその後、読売新聞の夕刊に、オペラ座の怪人の30周年の記事が載っていて、最後の文で日本の四季ではバリトンの大山大輔さんが新ファントムに、と書いてあって、「えーっ」と衝撃でした。あの絵描きの歌の人が…!と。ちょうどその頃、私は四季から遠ざかっていた時だったので…。あー、大山さんのファントム。もう幻でしょうか…。ファントムをやってくださって、本当にありがとうございました。
そして、ちょっと、今「…メッカの巡礼」を検索してみましたら、その時の演出は今回の演出の飯塚励生さんでした!(今まで気がつかなくてスミマセン…)
こちらは、麻季さんのブログの「思いがけない巡り会い、または、メッカの巡礼」の時の記事です↓
http://www.makimori.com/blog/2009/11/post_123.php
その翌々年(2011年)に同じ北とぴあの「コジ・ファン・トゥッテ」で麻季さんと大山さんの共演があって、そして、今回の佐渡さんのセビリャの理髪師!…振り返ってみると、ちょっと、嬉しくて、言葉にできません…。本当にありがとうございます…。
セビリャの理髪師に戻りまして、
林美智子さんのロジーナ!
とっても明るくて元気いっぱいで、林美智子さんだけのロジーナでした。
メゾのロジーナは、ソプラノのロジーナとは雰囲気がちょっと変わって、モーツァルトの「フィガロの結婚」の伯爵夫人のロジーナにスムースにつながるイメージのロジーナだと私は思いました。
ロッシーニ、モーツァルトが大好きだったのですよね?
私は今回、「フィガロの結婚」ではなくて、「魔笛」の序曲を感じる所がありました。(多分、ちょうどピアノの連弾を練習していたからです…)
バルトロのひげそりの場面は魔笛の序曲の音の早い動きが同じに感じましたし、あとその後も、魔笛の序曲が始まる時の和音の印象的な動き(専門的に書けなくてスミマセン)を同じに感じる所がありました。
ロッシーニが「歴史上最高のオペラは?」と訊かれて答えたのがモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」ってどこかに書いてありましたが、ロッシーニの「セビリャの理髪師」だって最高!って私は思います(笑)
今の時代に生まれて、色々な時代の音楽を色々な演奏会(日本語でも!)で味わうことができて、本当に幸せです…。
キャストの方たちも、それぞれに魅力や良さがあって、両方の公演を観ることができて、本当にありがたかったです…。
フィガロ、高田智宏さんは、声が芯があるのに柔らかく、といういつもの表現しかできないのですが、よく聴こえて、よく響いて、でも柔らかくて、登場して歌が聞こえた瞬間の印象がとってもよかったです!
そして、久保和範さんのバルトロ、バジリオはジョン・ハオさん、ベルタは谷口睦美さんと、それぞれに魅力的な皆さん…。
ジョン・ハオさんはテレビに出演されているのですね。初めて知りました。麻季さんたちの回のフィオレッロの北川辰彦さんと、ソプラノの幸田浩子さんと一緒にBSフジ「レシピ・アン」という番組だそうです。北川辰彦さんは大山さんのブルーローズのセビリャでバジリオされて、影が伸びる演出で印象的だったのをよく覚えています。豪華な出演者の皆さんです…。
そのテレビ、レシピ・アン(BSフジ毎週水曜23時~)のサイト↓
http://www.bsfuji.tv/recipean/index.html
ジョン・ハオさん、今回のバジリオも大山さんのレポレッロの時の騎士長も、よく合っているなー、とそれぞれに思いました。素はどんなお方なのかな…。
そして、公演の後は、例によって、大行列に並んで佐渡さんのサインとお写真を頂いて握手してもらってきました…。
きっとお疲れなはずなのに、いつもあんなに時間をかけて大勢のお客さまにサインをしてくださる佐渡さんの原点は、こちらの本に書かれていると思います…。以前、お友達にこの本を教えてもらって、佐渡さんがますます好きになりました。↓
お客さまを大切にしてくださる原点、子供の頃の楽屋口を訪ねるエピソードとか…、
そして、佐渡さんって、人を楽しませるのが好きなのだと思います。
本も、読んですぐ噴き出してしまう面白い文(笑)です。
本の後のほうには佐渡さん流音楽会の楽しみ方が載っていて、そこだけ読んでも面白いです。そして、演奏会に行ってみたくなるはずです…。
僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫)/佐渡 裕

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こちらはヨーロッパでの面白いお話しがたくさん↓
僕が大人になったら (PHP文庫)/佐渡 裕

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この本を読んでからベルリンフィルの指揮をされた時の演奏↓を聴くときっと感動が倍増すると思います…。
佐渡裕 指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 武満徹:フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユ.../NHKエンタープライズ

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次は麻季さんたちの回を書きます!