2025年ショパンコンクールのYouTubeで知ってから、ケヴィン・チェンさんの動画をずっと聴いていましたが、とうとうこの日がやってきました!
川口リリアで演奏してくださって、本当にありがとうございます。
夢が実現した日でした。
まさか、私の人生でケヴィン・チェンさんのライヴ演奏を聴くことができるとは!
終演後にサインの時間があって、このことをお伝えしたら、
(ショパンコンペティションのYouTubeをずっと聞いてきて、と言い出したら、「?」という表情されているように見えて、英語伝わってるか、どうしよう、となりましたが、トゥデイ、イッツァドリームカムトゥルー~と言い始めたら笑顔になってくれて、最後、)
Thank you for commingと私を見て言ってくださって、大感激でした。
サインの列は長蛇で、ここに並ぶのは諦めようかと思いましたが、一緒に行った妹に励まされて、頑張って並んで本当によかったです。
チケット申し込む時、一人で行くつもりでしたが、ちょっと話したら妹も一緒に来てくれました。ここ何年かでホールに座るという環境がちょっと不安になってしまって、観劇や映画の誘いも断っていたので、心配して付き添ってくれたのかもしれません。
そのサインを頂いたあと、あー!と後悔したのは、ケヴィンさんに一番伝えたかったのは、
リストのレ・プレリュードがすごかった!ということだったのを忘れてしまったことです。
リサイタルのプログラムを知ってから、リストのレ・プレリュードをピアノ一人でケヴィンチェンさんのトランスクリプションでどんな演奏になるんだろう、と楽しみにしていたのですが、
期待通り、それ以上に、すごかったです。
リストのレ・プレリュードは佐渡裕さんの吹奏楽(だったような)のイメージが強くて、そんな曲をピアノ一人でどんなふうに表現されるのか、聴けるのが待ち遠しかったですが、身を乗り出して見てしまうくらい、どうやって弾いているのだろうか信じられなかったですし、ケヴィン・チェンさんのピアノ1台から弦も管もマエストロも現れて、ちょっと、度肝を抜かれたような、最後は口から心臓が出てしまうのではないかというような、全身で感じる感動でした。
プログラム前半はショパンで
最初は3つの新しいエチュード
これは、ショパンの生家でのケヴィンチェンさんのリサイタルのYouTubeで聴けました。
私は初めて知った曲たちでしたが、この後のスクリャービンを感じられる気がしたり、美しいです。
当日は、開演して目の前でケヴィンチェンさんが弾いてくれていることが嬉しすぎて、高揚した気持ちでしたが、すぐにうっとりしてしまいました。
そして、12のエチュード全部!
これはショパンコンクール
でびっくりして聴いて、何度も聴いてましたが(1番が1番好きです)、ライヴ演奏はまさに夢のようでした。圧巻のスピードで指が、漫画で足の速い人の足が見えないみたいな、そのものでした。
ホールはすごく響くのですが、音ははっきり聞こえて、あと、中低音が、ライヴだからなのか、動画よりよく聞こえて(もちろん
高音もきらめき続けていました)、
6番変ホ短調の最後の印象的なところとか、より印象的に聴きました。中低音、素敵でした。
妹は4番で涙が出て、12番で、ショパンてすごい人!と思ったそうです。その感想を聞いて私は、やった!よかった!ケヴィンチェンさんもショパンも最高!と思いました。
全部を聴いてその流れで感じることを、ケヴィンチェンさんのライヴ演奏で感じられて幸せでした。
休憩後はスクリャービンからです。
前奏曲11-11
幻想曲
焔(ほむら)に向かって
と年代を追ってだんだん難解になると思っていたのですが、
ケヴィンチェンさんの焔に向かってはとても自然で、難しさではなく美しさのようなものを感じました。ホールの空間の、余韻が美しかったです。
そして、火の後の水で
リストのエステ荘の噴水
このプログラムにも、はっ!とさせられます。
サインを頂いたArtist Bookにもケヴィンチェンさんの言葉でありましたが、互いを引き立てあっています。
プログラム見てるだけで、じーんとします。
ケヴィンチェンさんてすごい。
リストやショパン、スクリャービンにしか見えてないものが、ケヴィンチェンさんには見えているのでは。それ以上?
そして、すごかったレ・プレリュード。終わった時、ブラボーって声かけている方もいて、私も「すごい」と思わず声が出ました。この感動は拍手で伝えるしかないと、今までの人生で一番全力で拍手したのではないかと思います。
アンコールの時は、私の心の興奮がまだ落ち着かなくて、ほとんど呆然としていました(笑)
来日を知った時、錦糸町に夜に行くのは無理だなあと迷いましたが、川口リリアでもあることがわかって、感謝しました。
川口リリアでリサイタルをしてくださって、本当にありがとうございました。
そして、帰宅してからもしばらく胸がいっぱいみたいな状態が続いていて、良い音楽聴いてきたのに、何でかなと思ってましたが、恋煩いみたいな症状でした。(自覚したら楽になりました)
音楽に恋です。芸術の秋!
次のケヴィン・チェンさんの来日は2027年5月だそうです。また機会がありますように!素晴らしい演奏をありがとうございました!


