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『猫目小僧』『ディセント』2本立て









     不幸にして、人間の言語には外部がない。出口なしなのだ。

             ロラン・バルト







こんばんは。遠くの親戚より、近くの他人より、自分の中の敵。おひさしぶりです。流れ星☆犬太郎です。わたしも先日『マイアミ・バイス』を見てきました。きれいなおかあさん、なイメージのコン・リーが、運命の女ともいうべき色気と妖艶さをただよわせながらサルサを踊っていて、ものすごく美しかったです。あと、『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』も先日見ました。公開が7月で、まだ上映しているってすごいなー、お客さんもちゃんと入っているし、と思って見ていたら、巨大イカがうにょーっと出てきて、足で船をたたき壊すという、とてもすてきな映画でした。ジョニデはきっちりお歯黒ぬって美しい顔を汚しているので、『フロム・ヘル』の時のようなゴス調ノーブル顔が好きな私にはいまひとつ(私の好みの話しですみません)。

さて、今日は2本立て。シネモンドで現在公開中の猫目くんかっこいい!『猫目小僧』と、今週からルネスさんで公開がはじまった洞窟サバイバル女子ホラー『ディセント』です。


『猫目小僧』(シネモンドにて9月29日までの公開)
もう、予告にしろプレスにしろ猫目小僧のビジュアルのものすごさ(あきらかに着ぐるみ、そして顔のビニール素材感)でキワモノ感を出しまくっていた本作ですが、見てみるとリアルに小太りな猫目くんがものすごくかっこいい、ヒーローアクション(?)映画でした。ただ、主人公の女子高生の頬のあざを猫目くんが顔をよせてなめて治したり、妖怪ギョロリの肉だんごを口にもごもごと入れたりと(しかも女子ばかり。正面からの口のアップ。)妙にエロい感じのシーンが多くて、猫目くんの唾液(武器でありお薬)もものすっごくリアルだし、敵も味方もうぇーと顔をそむけるシーン多いです。釘で目つぶし!とか、猫目くんという存在のせつなさとか、猫目くんおはぎで顔かくしとか、かっこいいんだかキモイんだか、怖いんだか可笑しいんだかで、とても面白かったです。シネモンドで猫目グッズを販売中! 私は猫目小僧とへび女の手ぬぐいを買いました。


『ディセント』(ルネス9シネマにて公開中)
女ともだち6人のチームが洞窟探検に出るお話。冒頭から、デッドコースターみたいなんだけど、洞窟に入ってからがものすごくいいです。まあ、閉じこめられてそこからの脱出、という形なんだけど、この女子チーム、みんなスキルが高く、しかも強い。ロッククライミングのシーンもあってよかったです(好きなんです)。えー、ネタバレになりそうなので詳しくは書きませんが、洞窟後半からはど肝を抜くトンデモ話でホラーの枠をぶち抜くシーンの連続。スプラッター!スプラッター!の素敵映画でした。久々に、うわーうわー、ぎゃー!と手で顔をおおいました(目はしっかりあけてみていましたけど)。ケン・ローチ、マイク・リーなどが過去受賞してきたブリティッシュ・インディペンデント映画最優秀監督賞を受賞した作品でヨーロッパでは高い評価を得ているようです。かなり面白かったのですが、洞窟内はかなり狭いシーンが多いので閉所恐怖症の方はご注意ください。


今月の芸術新潮はクリムト特集なんですが、映画『クリムト』はシネモンドにて公開が決定しております。お楽しみに。それでは、またー。

「アキハバラ@DEEP」 sogoマニア

あっという間に上映が終了してしまった「アキハバラ@DEEP」
面白かったですよ。注目は寺島しのぶ!

これほど明確な完全悪という設定も珍しい大手会社社長に扮するのが佐々木蔵之介。
マスコミには明るくお調子者でできる社長、秋葉原のカリスマだけど、それは仮面。実は悪趣味な狂人。
その社長の秘書でボディーガードに扮するのが寺島しのぶ。
元警察で格闘家だけにものすごく強い。
悪趣味な社長のセッティングで行われる、オタクアイドルで格闘家の山田優との戦いは見物。
しのぶ姉さんカッコイイッス!!
ヘソダシ、ミニスカ、姉さん何でも着こなします。
強くて冷静、大人のフェロモン大放出で、クールビューティーとはこういう事だ!!って感じ。
しのぶ姉さんを堪能するだけでも充分なくらいのインパクト。

しのぶ姉さん絶賛ですが、ストーリーもアクションも面白かったし、姉さん以外でも見応えはあります。
負け組と言われる人だって、知恵と勇気で乗り越えるんだ!ってとこが観ていてスカッとする。

劇中「アキハバラ@DEEP」のメンバーが打ちのめされていた時に勇気づけるものとして、藤圭子(宇多田ヒカルの母)の「命預けます」と「緋牡丹博徒」(しのぶ姉さんの母、藤純子主演)が出てきた時は、しぶ~い!ってちょっと感激しました。

Y's C.M. (ブログ版) vol.25 「マイアミ・バイス」

「マイアミ・バイス」を観た。

期待していた作品ほど、がっかりすることが多いのだが、

久しぶりに期待どおりの作品に仕上がっていた。

監督のマイケル・マンは、「ラスト・オブ・モヒカン」のかっこよさにしびれてから、

「ヒート」の12分間の銃撃戦にまいり、

私の中では、フェバリットなひとりである。

最近は、「インサイダー」、「アリ」とやや賞狙いの作品を撮っていたが、

前作の「コラテラル」で本来の得意なアクションに戻ってきてくれた。

しかしながら、どうもトム・クルーズはマイケル・マン・ワールドにはなじまなかったようで、

ちょっと消化不良な出来だった。

このときに共演したジェイミー・フォックスは、マン監督と相性がよかったようで、

今回の出演につながったようだ。

さて、「マイアミ・バイス」だが、

80年代にアメリカで大ヒットした同名のTVシリーズのリメイク、

マン監督が当時プロデュースしていたのだが、

最初から、映画化を意識していたようだ。

そして、約20年、満を持しての映画化だけに思いいれたっぷりの作品にしあがっている。

この映画の魅力は、なんと言ってもずば抜けたかっこよさにつきる。

全く、無駄なことはいわない主人公たち。

常に、クールで、ひとつひとつのしぐさがスタイリッシュでかっこよい。

「ヒート」に匹敵する、圧巻の銃撃戦。

リアルなようで、実はかなりフィクションがはいったかっこよさを追求した射撃スタイル。

「ヒート」のアシュレイ・ジャッドに匹敵するコン・リーのかっこよさ。

「ヒート」のデ・ニーロとパチーノのコンビに負けず劣らずのコリン・ファレルとJ.フォックスのかっこよさ。

いや、これは言いすぎだったかも。

などなど、ついつい「ヒート」にこだわりすぎたけど。

青い空、青い海がまったくでてこないマイアミだけど、

マイアミの闇がめちゃめちゃかっこよいこの映画必見です。


最後に、8/28から9/10までの映画の☆取りを。(数字は今年の通算本数)

197.グエムル 漢江の怪物 ★★★☆

198.僕の、世界の中心は、君だ ★★

199.親指さがし ★★★

200.マイアミ・バイス ★★★★☆

201.キングス&クイーン ★★☆

202.13歳の夏に僕は生まれた ★★★☆

203.ママが泣いた日 ★★★


Sr.BORRACHOの酔っ払いの戯言 第17回

デコトラ専門誌「カミオン」最新号の鈴木則文監督によるエッセイで7月の金沢21世紀美術館での鈴木則文特集のことが熱く書かれていました。


「この映画祭に勝る至福の時がわが人生にあったであろうか。」


いやあ、特集実現できて良かったなあと思いました。感無量です。本当にみなさんのおかげでした。

現在パリで開催中の鈴木監督特集 http://www.etrangefestival.com/EF14/ はどうなっているのか非常に気になるところです。日本人で誰か参加してたらblogかなんかで日記でも書いてて欲しいな。それかフランス語分かる人いないかな。


そして、11月に金沢で開催する小映画祭で計画していた番組内容が現在シネマヴェーラで特集されている作品群 http://www.cinemavera.com/programs.html とかなり重なっていたのと、新作系が次々とポシャってしまい(配給会社出し惜しみすんな!)意気消沈していましたが、黒沢清監督のゲスト出演も決まったので、まあ他の特集と作品が重なろうが気にせずに本腰をいれて計画を進めていきたいと思います。


『グエムル』
気合を入れて封切りの土曜日に観に行ったが、あまりのガラガラぶりにビックリ!まばらにいる客も30歳以上独身男性風のすえた客層。結構メディアで露出していた作品だと思っていたが、世間はこういう怪物映画には全く興味を持っていないということを目の当りにした。
UMA好きの自分としては満足できる作品だった。

『ピースサイン』
福澤徹三の最新恐怖短編集。
本の題名にもなっている『ピースサイン』(表紙写真は戸梶圭太による撮影)はそれほどの出来ではないと思うが『憑かれたひと』と『狂界』はかなりの傑作。描かれている超常現象よりも日常のディテイルがリアル過ぎて怖い。そのあたりは長編の『壊れるもの』が最恐の再就職ホラーだと思う。本当にサラリーマンは怖すぎて最後まで読めないかも。

「THE MASTER OF SIATU 指圧王者」 sogoマニア

9月16日、仙台短編映画祭で石井聰亙監督作品「THE MASTER OF SIATU 指圧王者」が上映されます。
浪越さんでしたっけ…「指圧の心は母心、押せば命の泉わく」の人ですよね。
どんな映画なのかさっぱり分かりませんが、タイトルの「指圧王者」とホームページの幻想的なスチール(フィルモグラフィに出ています)で充分そそられます。
まるい輪の中に女性がうつ伏せになり、浪越氏が指圧をしている…綺麗です。
そして監督のブログに「面白く不思議な体験ができますよ」って何!!
不思議な体験した~い!!
観たい、観たい、観たいよ~!!
今回は仙台へ行けないので、観たい衝動をグッと押さえています。
詳しくは http://www.shortpiece.com/ まで。

そしてもう一つ観たいものが「ファントマ映画祭」
「犯罪小説大国フランスが誇る、変幻自在の怪盗ファントマ」って何?!
ピカソとかアーティストがファントマ友の会まで作ってしまう魅力って何!
観たいよ~!
是非是非、金沢でも上映して下さい。お願いします。

「グエムル 漢江の怪物」 ヨーキンヨーキン

「グエムル 漢江の怪物」


初日の土曜なので、お客さんいっぱいかなーと思っていったのが、結構がらがら。面白かったのに!

これからみる人も多いと思うので、たくさんはかけませんが、要所で登場するアメリカ人たち(軍がらみ)がものすごくチッポケな人物に描かれていて、またその描き方は結構ねちねちしていて、楽しい悪口っぽかったのがドッキリ。

面白かったです!!


「マリーンズ・ゴー・ホーム 辺野古・梅香里・矢臼別」

ふるさとの“戦争の基地”化、断固阻止!


沖縄・辺野古、韓国・梅香里、北海道・矢臼別の人々は、軍事基地にとられた故郷に住みつづけることで、ここから“本番”に出発する米軍の戦争に断固抗議している。圧倒的規模の爆撃機演習場の一角で、連日声をはりあげ身体をはって団結する“普通の人々の闘い”が、無力ではがゆい。ああ…もうどうしてよいのか…


沖縄の辺野古の海の上に米軍使用の滑走路を作るために、珊瑚やマナティが生息する海底に土台を作る、らしい。作業を請け負っている日本の業者が毎朝船に乗って出勤してくるのを、住民はカヌー(カヌーの乗り方を習って)で先回りして作業用の足場に陣取り、自身の身体でもって「今日一日仕事させないぞ!」阻止にでる。青い海の上でもみ合いながら、業者があきらめるまで声をはりあげ、文字どおり身体をはっている姿は、以前みた小川紳介の三里塚作品にとらえられた、もはや禿山になった故郷の最後の森の木に自分の身体を鎖でぐるぐるまきにして「木ィ伐るならオレもろとも斬れー!!」と叫んでいた百姓のおばちゃん達を彷彿とさせ、胸がしめつけられる。


Here & There 六ヶ所村からパレスチナまで @シネモンド

ドキュメンタリー特集で上映されます。


Y's C.M. vol.24 「UDON」

今日(8月27日)「UDON」を観た。

某シネコンで、14:00ごろの回を観たのだが、

家族連れのマナーの悪さに映画どころではなかった。

その前の週の日曜日に「花田少年史」を観たのだが、そのときも、同じように家族連れが近くにいた。

母親1人に、小学低学年らしい男女の兄弟。

いろんな場面で母親に対し、「あれは何?」的質問をするのだが、

おかしいシーンにはちゃんと反応し、大笑いしている。

つまり、ちゃーんと映画を観ている姿勢が伝わってきたのである。

ところが、今回の家族連れはひどかった。

映画がはじまってほどなく、「うどんがでてこない」とか、「まだ終わんないの」などなど。

映画に関係ないことばかり。

あげくには、前の座席をけるは、カラのコップをたたきはじめるなど、大騒ぎ。

まったく、映画に集中してない。

この蹴られた座席に座っていた私も、全く集中できない。

映画館で大きな声を出すのも、ナンなので、後ろを振り向く程度の抵抗はしたものの、

暴走しはじめたこどもはとまらない。

さて、これはこどもが悪いのだろうか。

否、この映画につれてきた両親に問題大有りではないか。

まあ、こどもを家や車に放置して、問題になる親に比べればよいのかもしれないが、

映画館という公共の場では、大問題ではないだろうか。

で、映画が終了。

私のとなりに座っていたカップルが、うしろを振り向きにらんでいたが、

その親たちは、まるで無視。

せめて「うるさくて、すみません」のひとことがあってもよかったのではないか。

また、上映中、母親の「静かにしなさい。」の声しかしなかったので、

てっきり、母親しかいないと思っていたら、父親もいたことにまたビックリ。

父親は、こどもに注意すらしていなかったのだ。

ひどすぎるこの親たちのおかげで、

「UDON」は、集中できずにコメントもできませんで、すいません。

この後、劇場をでたら、身障者用の駐車場が満車。

当然、どの車も身障者マークのシールはなし、

ほんと、このマナーの悪さ、ひでーもんだ、まったく。

最後に、8/15から8/27までの映画の☆取りを。(数字は今年の通算本数)

186.ククーシュカ ラップランドの妖精 ★★★

187.森のリトルギャング  ★★☆

188.ハイジ ★★

189.スーパーマンリターンズ ★★★☆

190.花田少年史 ★★★☆

191.東京フレンズ ★★☆

192.ジャスミンの花開く ★★★

193.恋するトマト ★★★☆

194.家の鍵 ★★★☆

195.ラフ ★★★

196.UDON ★★★



「ククーシュカ ラップランドの妖精」  sogoマニア

シネモンドで1週間しか上映しなかった「ククーシュカ ラップランドの妖精」、すごく面白かった!
第二次世界大戦中、フィンランド最北の地、ラップランドで繰り広げられる人間模様。
その土地にずっと住んでいるヨーロッパ最古の民族と言われるサーミ人の女性アンニ。
ある日アンニは負傷したロシア兵を助け、そこにまた助けを求めにドイツの軍服を着たフィンランド人が加わる。
全く言葉の通じない三人の奇妙な共同生活が始まる。

言葉が通じない事を良い事に、バンバン本音を口にする。
相手が理解していないから好き勝手な事を恥ずかしげもなく言えてしまう…それが本当に面白い。
ロシア人「君は若い男が好きなんだね…」
アンニ「キノコを食べるからお腹が痛くなるのよ」
なんて具合に全く話がかみ合っていない。
でも言葉が通じなくっても相手を思いやる気持ちがあるからこそ、人間関係は成立するんだろうな。

そしてアンニの強さが印象的。
それは自然と共存しているからか、おおらかな女性だからか…まあ、アンニの女っぷりにはあっぱれ!
何があっても動ぜず、全てをありのまま受け止め対処する。
4年前に戦争に行ってしまった夫がいるのに、悲しみに暮れたりしていない。
久しぶりに目の前に一度に二人もの男を目の前にしたアンニには、彼等が兵士や恐怖の対象ではなく、ただただ男。
アンニは自分の欲望にも素直なのです。
潔くって本当にアンニは素敵。

言葉を、民族を、国を超えた人間愛が大きくて、可笑しくて、本当に素晴らしい映画。
見逃した人はDVDが出たら是非観てね。

「お早よう」 小津安二郎

                        お早よう


昔々、小津安二郎?それって誰?という時代が個人的にはあった。


溝口健二や成瀬巳喜男も同様で、そしてやがて彼らの名前は知るようになっても、肝心の映画そのものを観る機会になかなか恵まれず(DVDどころかビデオすらろくすっぽなかったのだ)、未見の時代が長く続いた。


そんな中、20代前半あたりから外国へたびたび出かけるようになって、外国ではじめてそういった監督たちの作品に触れる機会を得て、彼の地の観客とともにいささか誇らしげに観ていたものだった。


ニューヨークの「ブレイカーストリートシネマ」や「カーネギーホールシネマ」、ロンドンの「スカラシネマ」や「ナショナルフィルムシアター」などなどで、ウディ・アレンやジョン・フォード、トリフォー、ビリー・ワイルダーらの作品とともによく観に行ったものだった。
(衣笠貞之助 の「狂った一頁」までピアノ伴奏つきで観たこともありました)


そして先週、シネモンドでひっそりと小津安二郎監督作品「お早よう」が上映されていたけれど、これが悲しいほど客足が伸びなかったらしい。


それこそこの前の鈴木則文監督特集みたいな催し物がなされれば違ったかもしれないけれど、こうして何気にさりげなく上映しても人はなかなか動かないものなんだなあと実感でした。


作品そのものは、独特の台詞回し、低めにフィックスされたカメラアングル、他愛のないストーリー展開、相変わらずの小津ワールドでほのぼのとさせられ、少なくとも「ALWAYS 三丁目の夕日」では微塵も感じられなかった淡々とした日常から醸し出される味わいに満ちた映画だっただけに、残念至極であります。                      

Y's Cinema Monologue (ブログ版) vol.23

「釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!」

お盆休みの真っ只中の8月13日(日)に、ユナイテッド・シネマ金沢で鑑賞。

まじめにこの映画を誉めてあげたい。

まず、料金が1,000円というのがとても潔い。

前売りも1,000円で、扇子付きととってもお得!

でも、この映画のお客さんの7割方は、中高年の夫婦(たぶん)

なら、夫婦50割引で、1,000円なんだけど、まあそんなことはおいといて。

次にとっても観光映画としてしっかりしている。

特に、日本海を望む能登空港の美しさはちょっと感動。

(まあ、せっかくの素晴らしい自然をこわしてまで空港にしちゃっていいのかって疑問はあるが。)

輪島塗については、なんであんなに高いのかと、

西田敏行演じるハマちゃんが、怒るシーンが笑えたのだが、

ちゃーんとなんで、こんなに高いのか、しっかり、それも分かり易く

マドンナ役の石田ゆり子さんが教えてくれている。

兼六園もちゃーんとあるし、

21世紀美術館にしても、ちゃんと、ハマちゃんが「素晴らしい」と誉めている。

おまけに石川県出身のタレントだってちゃんと使っている。

料理人道場六三郎さんに、ダンディ坂野さん、

そして落語家のヨネスケさん。(ヨネスケさんって石川県出身なんて、この映画で初めて知りました。)

で、お話は、中本賢演じる釣り船の店長が、

マドンナと大泉洋演じるカップルに、寅さんばりの大活躍で絡む。

とっても安心して観られる展開。

また、中高年を中心にした昭和のノリのような観客たち。

とくにオバちゃん達は、あたりかまわず、自分の知っているところが出てくると、

「あれ、千枚田や。」よか、「あの橋どこねんろ?」や「あー、あそこ知っとるわ」

などなど、いいたい放題。

ふつうは、「うるせー」と思うのだが、どうもこの映画だと違和感はない。

ごひいきの大泉洋さんのはじけっぷりが少ないので、ちょっともの足りないけど。

MADE IN 石川県 映画としては合格点ではないでしょうか。

最後に、8/1から8/14までの映画の☆取りを。(数字は今年の通算本数)

180.ゲド戦記 ★★★★

181.お早よう  ★★★☆

182.それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ ★★★

183.やわらかい生活 ★★★☆

184.釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ! ★★★

185.カーズ ★★★