Cinema Street Blog -2ページ目

リトル・ミス・サンシャイン sogoマニア

黄色いバスが印象的な「リトル・ミス・サンシャイン」
すっごく良かったです!!

小さい娘が以前出場して2位になったミスコンで、1位の子が失格になり急遽全国大会に出場する為に、家族全員がその会場まで旅をする。
みんなチグハグで家族としてはバラバラだと思っていた。
それが一泊二日の旅で家族愛に目覚める…いや、もともとあった親子供、兄妹を思いやる気持ちが、家族の誰かが傷ついたときに出てくる。
それはやっぱり優しく温かい。

でもね、そんなにキレイじゃないところがまた良い。
勝ち組の法則なるものを説き、それを本として出版しようと奔走するお父さん。
バラバラな家族を懸命にまとめようとするお母さん。
ヤク中でエロいおじいちゃん。
航空学校へ入学するまでは誰ともしゃべらないと決意し、人間嫌いのお兄ちゃん。
ミスコンに夢中の妹。
そして恋愛のもつれから大学をクビにされ、地位も名誉も失い自殺未遂をはかったゲイのおじさん(お母さんの兄)。
それぞれが違うベクトルで違う方向を見ているものの、旅の中でトラブルにあうたび、少しづつ寄り添っていく。

その象徴が黄色いおんぼろマニュアルバス。
みんなでバスを押して助走をつけないとエンジンがかからない。
だから一人づつ必死に走りながらバスに乗り込む。
バスの中から手を伸ばし、引き上げようとする者。走るのが遅い人と背中を押して乗らせようとしたりと、自然に支え合っている。
その乗り込むさまが、何とも温かく、おかしく、楽しい。
何度も笑い、最後には泣きながら笑っていた。

こんな素敵な映画なのに上映期間は今週いっぱい。
このバスに乗り遅れるな!!劇場に急げ!!

Y'sC.M.vol.34 2006年 マイベスト10(外国映画)

昨年は皆様のおかげで、311本の映画を劇場で観ることができました。

今年も更なる飛躍を目指し、日々映画館通いに精進したいと思っております。

で、今年1回目は2006年のベスト10を。

今回は外国映画部門で。

1 ユナイテッド93
2 硫黄島からの手紙
3 マッチ・ポイント
4 ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
5 ニューヨーク・ドール
6 ブロークバックマウンテン
7 ホテル・ルワンダ
8 プロデューサーズ 
9 力道山
10 ブラック・ダリア


で、ついでに勝手な部門賞を発表。

最優秀監督賞 ポール・グリーングラス
主演男優賞 渡辺 謙
主演女優賞 該当なし
助演男優賞 二宮 和也
助演女優賞 中谷 美紀
最優秀歌唱賞 該当なし
B級映画賞 トム・ヤム・クン
期待裏切り賞 アンジェラ

『パビリオン山椒魚』新年の話題など




(1)
あけきりました。今年もよろしくお願い致します。



(2)
さて、年越しテレビジョンはなんだったかと申しますと、K-1ダイナマイト5:笑ってはいけない警察24時4:ゆく年くる年1、といった感じでした。なんだったんだ? とあっという間に終わってしまった秋山・桜庭戦ですが、その後ぬるぬる問題として大騒動に。テレビジョンでは、ぬるぬるには気付かず(あの試合がぬるぬる問題の秋山・桜庭戦だということすら後で気付きました)、ただただ騒然とする人々と、そんな中、大喜びの秋山と清原の姿が浮きまくっていたことだけ憶えています。



(3)
バラバラもプチ流行(?)していましたね。先日行った焼き肉屋さんで、カウンターでビール飲みながらそこのおじさん(73)と少し話していたら「あのセレブ妻のバラバラ殺人ていうのは相当やぞ。あれは、女だけでなく男も悪い。殺させるように追い込んだのは男の方。しかし、普通ののこぎりで人をバラバラにするのは大変やぞ。なかなか出来るもんじゃない。はい、ももね。」とバラバラ話しをしながら、生肉を出されてものすごく微妙で笑ってしまいました。



(4)
今日の映画は、ぬるぬる感はあっても、人はバラバラになりません。『パビリオン山椒魚』です。

『パビリオン山椒魚』(シネモンドにて公開中! 1月26日まで)
本作の共演でオダギリジョーと香椎由宇が交際!? なんてニュースがありましたが、それもうなずけるぐらいの香椎由宇に対するオダギリジョーのデレデレっぷりったらないです。「レントゲン撮って」とせがむ香椎由宇も手玉にとっている感じでものすごくかわいい。ゴージャス感あふれる雰囲気と作り物めいたお話も、なんとか理解の及ぶ前半部をぶっちぎるかのように、カタルシスへと突き進む後半部。一度見て、あまりのわからなさに高田順次の存在感すら薄れましたが、おもしろい映画だよなあと、もう一回見たい欲が出てきました。シネモンド出演率高めの津田寛治さんが本作は本当にかっこいい。菊地成孔さんの音楽がいいことは言うまでもないです。ぜひぜひ、お見逃しなく~。



(5)
バラバラ映画といえば、期待以上のエロと相まった人体解体ショーの形相を呈している、見せ物としての正道まっしぐらホラー映画『ホステル』をビデオで先にみました。この感想はまた今度。



(6)
次回は『悪魔とダニエル・ジョンストン』です。それでは、また~。

硫黄島からの手紙 sogoマニア

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

今年は元日から「硫黄島からの手紙」を観てきました。
年の始めに観る映画選びは大切にしたいですよね。

「硫黄島からの手紙」、期待通りの傑作でした。
外国人が描いたとは思えないくらい自然な日本映画。
クリント・イーストウッド監督、さすが巨匠です。素晴らしいですね。
勝者の立場、敗者の立場、それぞれの立場から公平な目で描ききっている。

戦いの中で起こる人間模様。
指揮官の考えを信じきれない者たちによる内部分裂、指示系統の乱れ。
体罰で言う事を聞かせようとする上官。
戦いたくないのに戦わなければならない状況、自決をしなければならない状況、そして洗脳。
渡辺謙演じる栗林中将、井原剛志演じるバロン西、どちらも教養もあり人格者。
国にとっての財産は彼等のような優秀な人材であるはずなのに、戦地に送り人殺しをさせ、そして駒の一つのように切り捨ててしまう。
慎ましく生きてきた人間の平凡な幸せを奪ってはいけない。
物を作る人間の手を人殺しの手にしてしまう戦争。
そんな人を殺し合う戦争に正しい戦争はなく、ただただ悲しみと憎しみをうむだけ。

中学の時の社会の先生が言っていた「歴史を学ぶのは、過去に起こった間違いを繰り返さない為に学ぶのです」という言葉が思い出される。

われらの西島英俊さん

アップが遅くなりましたが、2006年最後ということで、

正月映画を総括してみました。

まず、期待どおりのできだったのは、

「硫黄島からの手紙」「鉄コン筋クリート」の2本。

「硫黄島~」は、圧倒的な戦闘シーンの迫力と

ほんと、ハリウッド映画かと思うほどの日本人の表現のうまさ。

戦争のむなしさ、悲惨さがストレートに心にひびく出来映えである。

「鉄コン~」は松本大洋の世界観が見事に表現されている。

「オープン・シーズン」「ライアンを探せ!」のようなハリウッドCG軍を足元にもよせつけないすばらしさである。

さすが、漫画大国NIPPONここにありである。

いくらCGの技術がすごくても、お話がよせあつめのようではまったく感動できない。

で、まったく期待せずに観た「大奥」だが、

仲間由紀恵にやられてしまった。

絵島が生島に手をとられて逃げていくシーン。

仲間演じる絵島の表情、大奥取締役からひとりの女に変わった瞬間の微妙な笑顔。

もう、この表情にいっぺんでやられてしまいました。

そういえば、生島演じたわれらの西島英俊もよかった。

なぜ、われらのかといえば、この「大奥」のクランクインの前日に

わざわざ東京から金沢のコミュニティ映画祭にきていただき、

かつスペシャル・ゲストとしてトークショーにも出演していたからで、

もうとても他人とは思えないかんじになっているからです。

パッチギの続編も期待しています。

あとは、「名犬ラッシー」

名優ピーター・オトゥールがでているとは、

なんの予備知識もなく観にいったので、びっくりでした。

なのに、吹き替え版しかやっていなかったのは大変残念でした。

年末に観たのですが、観ていた人はオヤジばかり。

だって、「名犬ラッシー」をしっていのはオヤジ世代くらいでしょ。

それなら、吹き替えはいらなかったのではないかと思います。  


12/15から12/31まで観た映画の☆取りを。(数字は今年の通算本数)

301.薬指の標本  ★★★

302.麦の穂を揺らす風 ★★★☆

303.犬神家の一族 ★★★☆

304.シャーロットのおくりもの ★★★

305.サムサッカー ★★★

306.王の男 ★★☆

307.大奥 ★★★★

308.ライアンを探せ! 

309.名犬ラッシー ★★★

310.エラゴン ~遺志を継ぐ者~★★★

311.鉄コン筋クリート  ★★★★

sogoマニアの2006年

早いもので今年最後のブログ当番日です。
で、2006年を振り返ってみました。

好きな作品は…ロバと王女、ブロークバック マウンテン、リバティーン、アンジェラ、ホテル・ルワンダ、ブロークン・フラワーズ、うつせみ、ククーシュカ、トランス アメリカ、太陽、サンキュー スモーキング、ハードキャンディー、楽日、西瓜、トンマッコルへようこそ、弓、麦の穂をゆらす風、鈴木則文特集、石井聰亙初期作品群…です。
やっぱり今までブログに書いていた内容が多いですね。

映像がきれいなもの、心にズシンと響き気が付いたら反芻してしまう…そんな作品が好きです。
(たくさん作品があるのに一言ですみません。)
鈴木則文特集では、今までだときっと自分から興味を持って観ない作品ばかりでした。正直。
でも観てみると凄いパワフルな娯楽作品ばかり。抱腹絶倒でものすっごい楽しみました。
これは映画祭や極意のお陰で作品を観る幅が広がり、嬉しい出来事でした。

そして外せないのが『石井聰亙初期作品群』。
今年はsogoマニアにとっては衝撃的で激動の一年でした。
スクリーンで観られるなんて思ってもみなかったので、本当に映画館で出会えたことが幸せな体験です。

去年は「鏡心」エキシビジョンツアーがあり、去年以上の充実した年はもうないかもしれない…なんて内心思っていたのが、今年はその上をいく驚きと衝撃と楽しみがありました。
来年は今年よりもっと楽しめるのかな?
いやいや、もっと楽しむぞ!と思っています。

では、来年もよろしくお願い致します。

Y's C.M. (ブログ版) vol.31 「映画は映画館で観るべし」

ユナイテッドシネマで行なわれていた「武士の一分」コンテストで、

「映画は映画館で観るべし」をご採用いただきありがとうございます。

12月末まで、スクリーンに自分の名前が出るというのは、とても光栄なことです。

ほとんど、週5本のペースで映画館に通いつめたかいがあったというものです。

で、その「武士の一分」ですが、

キムタクの起用で賛否両論あるようですが、

私的には、やや賛です。

最後まで、キムタクであり続けた存在感はたいしたものだし、

逆にいえば、最後まで山田組になじんでなかったといえる。

でも、微妙なケミストリーを起こし、そこに絡む檀れいがとても光っていたように思う。

山田時代劇三部作のラストを飾る作品にはなっていたと思う。

でも、第1作の「たそがれ清平衛」宮沢りえにはかなわなかったようだ。

あと、最近のCGアニメの粗製濫造のひどいこと。

この前観た「オープンシーズン」は、ついこのあいだ公開された「森のリトルギャング」に酷似。

どっちも、動物たちが力をあわせて人間をやっつけている。

「ライアンを探せ」はまだ観ていないが、「ファインディング・ニモ」とシチュエーションは同じ。

魚の親子がライオンにかわっただけ感が強い。

まだ、観ていないので、ひょっとしたら意外な展開があるのかもしれないけど、どうもすすまない。

動物の毛並みや水の表現などにこだわらず、もっとストーリーを充実してほしいものである。

で、「紙屋悦子の青春

「硫黄島からの手紙」も優れた戦争映画だったけど、

この映画も負けず劣らず優れた戦争映画だった。

「硫黄島~」は戦争シーン満載で、戦争の悲惨さを訴えていたけど、

「紙屋~」は戦争シーンをまったくみせず、彼女の涙だけで、その悲惨さを物語っている。

傑作である。

11/27から12/14まで観た映画の☆取りを。(数字は今年の通算本数)

290.ありがとう ★★★☆

291.武士の一分  ★★★★

292.007 カジノロワイヤル ★★★☆

293.紙屋悦子の青春 ★★★★☆

294.ストロベリーショートケイクス ★★★☆

295.大脱走 ★★★★★

296.NANA2 ★★★

297.硫黄島からの手紙 ★★★★

298.トリノ、24時からの恋人たち ★★★

299.王と鳥 ★★★☆

300.オープンシーズン ★☆

「弓」 sogoマニア

金沢での上映はもう終わってしまいましたが、シネモンドで上映していたキム・ギドク監督作品「弓」を観てきました。

いやはや、やはり凄まじいですね。
老人は6歳の少女を誘拐し、10年間船の上で生活をさせ世間と隔離し、17歳の誕生日にその少女と結婚するという目的を持っている。
自分仕様の女性を純粋培養しているわけですよ。

そして少女はわかっている。老人に強く愛されている事を、自分が優位である事を。
だから釣り客が少女を誘惑するのを、無邪気な振りしてそれに応じる。男心をもてあそぶように。
純粋な顔をした小悪魔ですよ。
きゃ~、怖い。
でも、それくらいの事はされて当然。
老人はそれ以上に少女を縛り付けているのだから。

老人と少女の平穏な日々も、魅力的な若い男性が現れた事で崩れていく。
彼は少女の希望。
どう考えたって老人に勝ち目はない。

だけど最後に見せる老人の少女への愛の執着…姿はなくとも、想いは果たす。
大人のファンタジー。

感じた事は凄まじく私の中を駆け回るのに、上手く言葉にしにくい。
「うつせみ」や「春夏秋冬、そして春」もそうだけど、愛と裏切り、そして再生…深く傷ついても時は止まってくれない。
美しく、鋭く心をえぐるな。キム・ギドク。

「半分人間」 sogoマニア

sogoマニア、爆走中です!
先月で石井聰亙熱が一段落したと思いきや、大阪ヨーロッパ映画祭のオールナイトパーティーで「半分人間」の上映(私、未見です)&監督ゲスト出演ですよ!
行くしかないです!!ってなわけで11月24日、大阪へ行ってまいりました。

凄いですよ!
上映場所は高架下のライブハウス?!
オールスタンディングでなおかつ電車の通過音が凄い。
こんな上映、アリですか?!
でもアリだったんです。
ドイツのアインシュチュルツェンデ・ノイバウテンというミュージシャン(私、聴いた事なかったんです)の音楽と映像…台詞全くありません。
ノイジーな音楽なので、高架下であっても違和感ないんです。
映画祭スタッフは狙っていたんだろうか?
観客は48分間、床に座って観ている。何とも不思議な上映でした。
ゲストで監督来てるのに、司会もなし、始めの挨拶だけ(しかも映画祭スタッフではなく監督が挨拶)。
全てが初めての事で、ビックリです。

「半分人間」は不思議な作品。
私が好きなシーンは鉄骨の表面から分子→血管→細胞→胎児へと繋がるところ。
五条霊戦記の始めのシーンもそうだけど宇宙→地球→日本→京都→屋敷→室内へと繋がるところ、このスケールの大きさというか、一気に時間も空間も飛び越えるのが大好きなんです。
スピード感があって、美しくて、魅入ってしまう。
やっぱり好きだな~。
音楽的に好きだったのは、変な舞踏軍団が出てきたところ。
正直、美しいとは思えない不思議な集団。
あと面白かったのは楽器?紹介。
チェーンソーとか、鉄パイプ、工事現場にありそうなものを順番に字幕で紹介。
○○製、○○kg、メーカーとか、事細かに紹介しているのがイイ!!
美しく、面白く、不思議…何とも絶妙なバランス、イイですね!

Y'sC.M.vol.30 結局改善はなかったのか。

前回、イ○ンシネマのレイトショー後のパンフ問題についてこのブログで書いたのだが、

おひとりだけ(応援コメントありがとうございます。)の反応のみで、

イ○ンシネマ関係者の方は無視のようです。

つまり、あの映画館の関係者は誰もこのブログをみていないようです。

残念。

閑話休題。

で、前回から怒りのコメントのみで映画について書いていないので、

11/1から11/26まで観た映画の☆取りがたくさんたまってしまいました。

今回は☆取りのみでご容赦を。(数字は今年の通算本数)

255.ただ、君を愛してる ★★★☆

256.手紙  ★★★☆

257.記憶の棘 ★★★☆

258.獣人雪男 ★★★☆

259.○違い部落 ★★★☆

260.博徒七人 ★★★★

261.怪談累が淵 ★★★

262.LOFT ★★★☆

263.犬神の悪霊 ★★★

264.蛇娘と白髪鬼 ★★★☆

265.デスノート 後編 ★★★☆

266.狼の紋章 ★★★★

267.ウルフガイ燃えよ狼男 ★★★☆

268.トンマッコイへようこそ ★★★☆

269.7月24日通りのクリスマス ★★★

270.いちばんきれいな水 ★★★

271.恋は足手まとい ★★★

272.トム・ダウト いとしのレイラをリミックスした男 ★★★

273.ニューヨーク・ドール ★★★★

274.メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー ★★★

275.テキサス・チェンソー・ビギニング ★☆

276.サッド・ムービー ★★☆

277.椿山課長の四日間 ★★★☆

278.西瓜 ★★★☆

279.楽日 ★★☆

280.プラダを着た悪魔 ★★★☆

281.トゥモロー・ワールド ★★★

282.ウインター・ソング ★★★

283.SAW Ⅲ ★★★

284.氷の微笑2 ★★★☆

285.荒野の七人 ★★★★☆

286.TANKA 短歌 ★★★

287.死者の書 ★★★

288.弓 ★★★☆

289.迷子 ★★