”レベル・リッジ”が余りにも面白かったので
ジェレミー・ソルニエの前作を見てみましょう。
幼い息子が狼のさらわれたと、狼の生態
を良く知る作家ラッセルの元に一通の手紙。
彼の娘が近くで教職に就いている事もあり
依頼に呼応しアラスカ辺境の村を訪れます。
旦那は中東の戦線に駆り出されており不在。
で、奥さんの依頼通りに周辺を調査するも
目立った手掛かりも無く、家に帰り付けば
もぬけの殻になってるわ、地下室に息子の
死体が出て来るわで驚愕の展開・・・
で、この辺位まではかなり面白いスリラー
でしたが、後半に至るにつれ息子の死の
要因が、そこに住む先住民達と何か関係あるのか?
欧州系の夫婦がなんでこんな所に居るのか?
含め俄然ダークでさっぱり判らなくなります。
それでも異様な雰囲気満載で画面から
目が離せないのですが、見終えた後は
ぽか~んでした。
原作があるのですが読んだ事すら無いので
どこまでナゾッタのか?それともそもそも
こんな話なのか?いやぁ、昏倒しますよこれ。
物凄いシーンもメッチャあるので見応えは
十分には十分なんですが、なんせ腑に落ちない。
そんな一編で御座いました。