推定無罪・ハリソン・フォード版 | Sound@Cinema

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シドニー・ポラックが製作に加わり、当時は

人気監督だったパクラがメガフォンを取った

90年公開の”推定無罪”。所謂オリジナルという

モノで良いと思います。

 

原作は未読なんですが元に対し時代感も含め

忠実だと言って良いと思います。

 

 

 

 

兎にも角にもハリソン・フォード主演。

 

現代版と異なり、極めて生真面目な性格の役で

声を荒げる事も少ない男を演じています。

 

この馬鹿真面目な男がやらかします(笑)

 

 

 

 

昇進の為には枕営業も厭わぬ、キャロリン役に

グレタ・スカッキ。当時の彼女の美しさは誰が

見ても認める所であり、そんじょそこらの男は

一発でメロメロになるのは間違いない!!

これが最大の軸となって行く訳ですが、キャスト

一人でこれだけ語れるの程のビジュアルは凄い!

 

まじで超美人!!やばい恋したかも!!??

 

 

 

 

このキャロリンが殺されて色めき立ちますが、

周囲は上司も含めて穴兄弟だらけ(笑)

 

誰もが背徳心を持ち得、馬鹿真面目のこの男に

責任をなすりつけようと輩戦になります。

 

 

 

 

ハリソン・フォードを支える奥さん役に

ボニー・ベデリア。ダイハードのマクレーン

の女房として非常に名を馳せた人です。

 

 

 

 

そして裁判にて一緒に戦う弁護士役で

ラウリ・ジュリア。

 

この人若くして亡くなってますが、アダムス

ファミリーのゴメズ・アダムス役で超有名。

見覚えのある顔でしょ?

 

現代版で不倫と背徳がテーマですが、

90年版は蒔いた種が仇となります。

 

そして主役のサビッチ検事の役柄が180度

異なり、生真面目と超やり手と変化してます。

当然、スマホもネットも無い時代でしたので

その辺の環境整備も大きく異なります。

 

そしてこの後に上申される”無罪”という

20年後の世界観がまだ出来上がっていない

当時なので、原作解釈も微妙に異なります。

 

これは比較しても十分に面白かったです。

同じベースですが、ここ迄異なるとはね!

見応えはどちらも確かな物がありますが、

現代版の方が煽り方を凄いので、惹きつけ

要素は多分にありますが、90年版も引けは

取っていないと思います。