セーヌ川の水面の下に | Sound@Cinema

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映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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只今絶好調、ザビエ・ジャンの新作がなんと

 

鮫映画

これまたぶっ飛んだ設定でよくぞ思いついた!

主演は”アーティスト”で一世を風靡した

ベレニス・ベジョで御座います。

 

 

 

 

約3年前の海洋調査で異様にでかくなった鮫

に襲われ、夫や仲間を失って失意の中に居た

海洋学者のソフィア。その巨大鮫がなんと

パリのセーヌ河に現れるという大胆な設定。

 

その巨大鮫は”リリス”と名付けられていましたが、

変異体の様で淡水OK、単体で妊娠もOK、
生まれた子供はねずみ並みにすぐに成長。

 

まさに崩れかけた自然環境の頂点に君臨

するほどに進化を遂げていました。

 

 

 

 

しかしサイドストーリーが実にバランス良く

塗されており、世の人間のアホさ加減迄も

幾重にも織り込んだ上でのこのスピード感。

 

 

 

 

本来なら失速していく所を更に強引なイベント

をねじ込み、最後まで魅せる魅せる!!

 

 

 

 

ゴア描写も”おフランス”ならでは素晴らしさ!!

 

馬鹿馬鹿しいと思ってしまえばそこまでだけど、

ここまで壮大に風呂敷を拡げたのには感心仕切り。

 

ネトフリ製作でこの踏ん張り具合は拾い物、

今夏パニック映画の中の必見の1本でいいいかも。

マンネリ化した鮫映画史上の金字塔!!