イコライザー THE FINAL | Sound@Cinema

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映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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シリーズ最終章という事で御座います。

 

劇場でも一応観たんですが、レビューするのを

忘れており、配信に上がって来たので再鑑賞し

記事化致しました。

 

もうボケてるのかもしれません(涙)

 

 

 

 

例によってアントワン・フークアとのコンビです。

商業畑出身の彼はエンタメを良く理解しているので

妙に黒人色を前に出す事も無く、一人の人間として

マッコールという男を描いているのは好感が持てます。

 

 

 

 

冒頭からイタリア色をしっかりと浮き出立せた上、

掴みOKの高速で無慈悲な鉄槌を下します。

 

 

 

 

今回の舞台はシチリアの港町で、

雰囲気が大変によろしい。

 

狭い街中と高低差の有る表現は教科書通り。

 

 

 

 

冒頭の始末で負傷したマッコールは、ここの住人

の優しさに触れ、すっかり気に入ってしまいます。

 

 

 

 

しかし、そこはイタリア・・・

 

マフィアに蹂躙され、地元の民は苦しんでおり

見て見ぬふり出来ないマッコールは立ち上がります。

 

まさにイコライジング(均一化)する為です。

 

 

 

 

すっかり大きくなったダコタ・ファニングがCIA

の捜査官として登場。子役の頃の面影が大分薄い

ので気が付くのに時間が掛かりました。

 

 

 

 

単純明快なストーリーなので、後はデンゼルの

お芝居にすべて身を任せます。

 

とは言え、最早70歳手前となる彼にはマッコール

の役は重荷なんでしょうね。速い立ち回りを要求

される今シリーズの終幕というのも頷けました。

 

冷徹な殺しと、善人という二重の仮面を被る役を

見事にこなし”イコライザー”はこれで終わりです。

 

デンゼルの芝居は本当に上手く、安定しています。

しっかりと見せつけてくれました。