ヴァルハラ・ライジング | Sound@Cinema

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映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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ニコラス・ウィンディング・レフン、09年の作品、

マッツ・ミケルセンが主演です。

 

この作品、中々国内上映がなされなくて

輸入盤を購入して見ておりましたが、

どこのリージョンの物だったか?英語字幕

が出ないので中身の精査が追い付かず、

鑑賞後ほったらかしになってました。

幸か不幸かアマプラに上がって来たので

もう一度しっかりと見直しました。

 

 

 

 

全6章で構成される内容で、前半は戦闘奴隷

として拉致監禁されるマッツ様。

 

 

 

 

その後脱出を企て、殉教するキリスト教戦士団

と合流し海を渡って聖地エルサレムを目指します。

 

しかし呪われた海域を出ることは叶わずに

辺境地に流れ着くと地獄が待っていました。

 

台詞はほとんどありません。マッツ様は隻眼

が故に”ワン・アイ”と呼ばれるも一言も発し

ません。彼の代わりに同行する少年が心を読み

発言を代行します。

 

ストーリーは極めてシンプルなんですが、、、

 

 

 

 

ニコラス・ウィンディング・レフンらしい、

ビジュアルに特化したカットが意味深に差し

込まれ、何か予兆めいた暗示を掛けてくるので

中々に緊張を強いられます。

 

おそらくは北欧神話がベースとなり、ヴァイキング

侵攻とキリスト教徒との対立が軸になっていると

思われるのだけど、色々と定かではなくアート感覚

に溢れた構成となっており、色んな物をすっ飛ばし

超格好良い感じを余りお金を掛けずにまとめました!

ってな作りになっております。

 

”ドライヴ”が当たった後に注目された作品で

独特の色彩感や構図がレフンらしくて粋な

時期もありましたが、今はもう昔の話ですな・・・