意固地になって見るのを拒んでました（笑）
しかしNetflixでアニメシリーズがリブート
したので、予習しておかないと取り残され
そうと覚悟を決め、”平成ガメラ”シリーズ
の蓋を開けてみました。
なぜ拒んで居たかと言うと、日本の特撮の
スーツアクトが擬人化し過ぎており、著しく
リアリティを欠いていると決めつけている
からに過ぎません（汗）
お家芸のミニチュア破壊も物理原則から
遠く離れており、まったくもって子供騙し
と切り捨てております（汗）
まぁしかし見始めると脚本構成は壮大でした。
特技も樋口真嗣が頑張っているので、安く見える
物を極力封じ、迫力が出る工夫が随所にありました。
説明パートでもある鳥類学者に中山忍を起用
した事が大きく、割と臭い役割を彼女が懸命
に演じる事で帳消しにしています。
福岡を破壊すると、二大怪獣ガメラとギャオス
は東京に上陸し、首都を破壊しまくります。
東京タワーに巣くうギャオスの造形は見事、、、
溜息が出るほど美しい物があります。
それから自衛隊の完全協力が得られているので
重火器の登場も頻繁で、国を挙げての掃討作戦
という重々しさもフォロー出来ています。
金子の演出も冴えわたり、ストーリー上の取り
こぼしや説明不足も完全に封じており、彼の
きめ細かな配慮も行き届いておりました。
なるほど、、、だから平成ガメラの支持者が
多いのか！？よく判った気がしました。
CGIがいまいちな時分で、持てる総力を全て
用いて可能な限りをリアリティを引き出した
人力と光学エフェクトの限界で攻めていました。
しまった、結構面白いぞｗ