ノースマン 導かれし復讐者 | Sound@Cinema

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))) Cinema Sound Works シャチョーの日々 (((
映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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ようやく観る事が出来ました!!

 

リノベに夢中になってしまい、見逃す事数回で

ようやく劇場に滑り込めました。

 

鬼才、ロバート・エガースの新作で”アムレートの

伝説”と呼ばれる物を北欧神話風に置き換えて脚本

を書き下ろした様です。

 

お話は超単純、父を殺された息子の復讐劇です。

 

 

 

 

復讐に燃える鬼神と化すのはアレクサンダー

・スカルスガルド。この肉体美をご覧下さい、

溜息しか出ませんよ、、、

 

それにも増して凄いのが西暦845年という設定

においてのビジュアルです。ゲームの影響で

やたら誇張され過ぎたモノを見過ぎているので

物足りなく思う人も多いかと思うんですが、

本当に居たとしたらこんなんじゃねぇか?

ってなぐらいに考証された物が登場します。

 

 

 

 

まずはビョークが演じる預言者。

 

強烈な台詞回しと物凄い衣装、

もう目が点になります。

 

画は主人公とのカットバック構成でしたが、

預言者の声の加工度が強烈で、まさに脳内に

呼応するとでも言わんばかりの痺れる処理です。

 

 

 

 

でもって、みんな大好きスケルトンキング登場!

本当に存在するとしたらこんな感じかもしれません。

 

ロバート・エガースは俺の描いてる物が正史だ!

と言わんばかりに様々な物が登場しました。

 

前作の”ライトハウス”の時の音響効果が大好きなので

私的な注目はそこでしたが、冒頭からのワイドな鳴り

は全身の毛が逆立つ様です。今作は音楽効果の方が

主力でしたが、それでもエガースワールドを上塗り

するには重厚なサウンドは必要で、その期待には

十分に応える出来でした。

 

普通の冒険活劇物だと思ってチケット買った人には、

かなり残念な内容かもしれませんが、エガースファン

には堪らない物でした。

 

これだけ自由に撮れるエガースが羨ましい!!