いやはや、これも公開から観るのが
遅れてました、、、ようやく時間を
こじ開けて観てきました。
お話は、少年サマイが生まれて初めて両親
に映画に連れて行って貰い、映画の放つ光
にすっかり魅せられてしまいます。
その後映写技師のファザルと自分のお弁当を
交換することにより、映写室に入れて貰い
作業を手伝いながらも映画を観る事が許されます。
少年サマイはこの体験を自身の村の仲間
にも教えてあげたくて、光を捕まえる工夫
を始めます。
そんなこんなの110分でした。
ちょっぴり”ニューシネマパラダイス”感を
期待していきましたが、そういう類では
無く、監督のパン・ナリンの実体験を元
に構成された淡い思い出の様な内容です。
インド映写事情は判りませんが、アーク灯
の映写機から小型プロジェクターにチェンジ
するなど、これはちょっと違うんじゃないか?
と思える描写もありましたが、概ね監督の
想いが詰まった物であると理解し流します(笑)
印象を大きく左右したのは音楽です。
悲しげで暗い楽曲が多いので、貧困や差別
を連想させる流れに行ってしまいます。
張りの有る元気な音楽であれば、そういう
印象にはならなかったと思うんですが、
演出意図でしょうから仕方がありません。
諸外国資本で描いた典型的なインド映画の
様な出来具合がちょっと残念・・・