エンドロールのつづき | Sound@Cinema

Sound@Cinema

))) Cinema Sound Works シャチョーの日々 (((
映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
http://www.csw.jp/

 

 

いやはや、これも公開から観るのが

遅れてました、、、ようやく時間を

こじ開けて観てきました。

 

 

 

 

お話は、少年サマイが生まれて初めて両親

に映画に連れて行って貰い、映画の放つ光

にすっかり魅せられてしまいます。

 

 

 

 

その後映写技師のファザルと自分のお弁当を

交換することにより、映写室に入れて貰い

作業を手伝いながらも映画を観る事が許されます。

 

 

 

 

少年サマイはこの体験を自身の村の仲間

にも教えてあげたくて、光を捕まえる工夫

を始めます。

 

そんなこんなの110分でした。

 

ちょっぴり”ニューシネマパラダイス”感を

期待していきましたが、そういう類では

無く、監督のパン・ナリンの実体験を元

に構成された淡い思い出の様な内容です。

 

インド映写事情は判りませんが、アーク灯

の映写機から小型プロジェクターにチェンジ

するなど、これはちょっと違うんじゃないか?

と思える描写もありましたが、概ね監督の

想いが詰まった物であると理解し流します(笑)

 

印象を大きく左右したのは音楽です。

 

悲しげで暗い楽曲が多いので、貧困や差別

を連想させる流れに行ってしまいます。

張りの有る元気な音楽であれば、そういう

印象にはならなかったと思うんですが、

演出意図でしょうから仕方がありません。

 

諸外国資本で描いた典型的なインド映画の

様な出来具合がちょっと残念・・・