ほんとうのピノッキオ | Sound@Cinema

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))) Cinema Sound Works シャチョーの日々 (((
映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
http://www.csw.jp/

 

 

ディズニーのアニメ作品が圧倒的に有名ですが、

原作の国イタリアから実写版が登場し、注目を

集めました。リアルで怖い、ダークファンタジー

などと暗いイメージの評価も上がってましたが

そういった印象は持ちませんでした。

キャラクターの作りが少々日本人の嗜好に

合わないので不気味な感じは受けましたが、

ストーリー進行はオリジナル通り、気の良い

老人が沢山出てきて児童劇と言っても良い内容です。

 

 

 

 

ピノッキオの表情が木の質感保ちながら自在

に動くので、もしや?と思ってメイキング

を探すと在りました!ホ~、ラバーですか?

こいつは見事なメイクアップですね。

まったく持って”木”にしか見えません!!

 

見終えて、これは正調版本家本元のピノッキオ

と言い切っても良いと思いました。

世代的に”樫の木モック”を見て育ったので、

オリジナルには疎い面もあるんですが、

妖精や百年コウロギなどお馴染みの仲間も

登場してくるので、脳内修正はすぐでした。

 

非常に豊かで美しい映像表現に加え、

ピノッキオの精神的な成長が物語の進行

と共に垣間見え、子供に見せるのには

大変に良い作品だと思います。というか

家族みんなで楽しめます!

派手さはありません。ややゆっくりとした

流れでもあります。でもその隙間に一緒に

見るお子さんやお孫さんに言葉で補填を

掛けられる余裕が存在します。