ディズニーのアニメ作品が圧倒的に有名ですが、
原作の国イタリアから実写版が登場し、注目を
集めました。リアルで怖い、ダークファンタジー
などと暗いイメージの評価も上がってましたが
そういった印象は持ちませんでした。
キャラクターの作りが少々日本人の嗜好に
合わないので不気味な感じは受けましたが、
ストーリー進行はオリジナル通り、気の良い
老人が沢山出てきて児童劇と言っても良い内容です。
ピノッキオの表情が木の質感保ちながら自在
に動くので、もしや?と思ってメイキング
を探すと在りました!ホ~、ラバーですか?
こいつは見事なメイクアップですね。
まったく持って”木”にしか見えません!!
見終えて、これは正調版本家本元のピノッキオ
と言い切っても良いと思いました。
世代的に”樫の木モック”を見て育ったので、
オリジナルには疎い面もあるんですが、
妖精や百年コウロギなどお馴染みの仲間も
登場してくるので、脳内修正はすぐでした。
非常に豊かで美しい映像表現に加え、
ピノッキオの精神的な成長が物語の進行
と共に垣間見え、子供に見せるのには
大変に良い作品だと思います。というか
家族みんなで楽しめます!
派手さはありません。ややゆっくりとした
流れでもあります。でもその隙間に一緒に
見るお子さんやお孫さんに言葉で補填を
掛けられる余裕が存在します。